マクラーレンは、ホンダとの契約を解消し、2018年からルノーパワーユニットを搭載することで合意に達したと『Autosport(オートスポーツ)』などが報じた。
■マクラーレン・ホンダ、すでに合計260グリッド降格ペナルティ
『BBC』によると、2015年からマクラーレン・ホンダとしてF1に復帰したホンダは、今もメルセデスから約80馬力ものスピード不足と信頼性に苦しんでおり、フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンの2人はパワーユニット交換により合計260グリッド降格ペナルティを科せられてきており、今シーズン、これよりグリッド降格ペナルティが増えることは避けられない状況だ。比較として、ルノーPU勢(3チーム)は合計105グリッド降格ペナルティを科せられており、メルセデスとフェラーリのパワーユニットを搭載する6チームについてはまだグリッド降格ペナルティは受けていない。
■マクラーレン・ルノーは3年契約、フェルナンド・アロンソも更新か
『Autosport(オートスポーツ)』などによると、マクラーレンはルノーと3年契約で合意したという。これは、現在のF1エンジン・レギュレーション期間が終わる2020年末までということになる。
トロロッソがルノーからホンダに切り替えることで、マクラーレンは空いたルノーの1枠を確保でき、ワークスチームであるルノーと、カスタマーエンジンのレッドブルと同仕様のパワーユニットを受けることになるようだ。これらはすでに契約に合意し、サイン済みだという。
マクラーレン・ルノー誕生により、フェルナンド・アロンソとの複数年契約更新も現実味を帯びてきた。
■カルロス・サインツ移籍へ
先週報じられたように、カルロス・サインツ(トロロッソ)はルノー移籍が濃厚だ。ルノーは以前からカルロス・サインツを欲しがっており、トロロッソとの早期解約条件としてカルロス・サインツの契約買い取り、そして今シーズン中の即時移籍を求めたようだ。
しかし、シリーズランキング争いをしているトロロッソとしては、今シーズン中は現ラインナップを維持したいという。