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「ヘイロー」問題に頭を抱えるF1エンジニアたち

2017年09月12日(火)19:08 pm

F1チームのエンジニアたちは今、2018年から導入されることになっているコックピット保護装置「ヘイロー(HALO)」問題に頭を悩まされているようだ。

■詳細な基準が明らかとなっていないヘイロー

来季からヘイロー装着が義務化されることが正式に発表されたのは今年の7月のことだった。だが、伝えられるところによれば、具体的にどういう形でヘイローをシャシーに装着するのかということに関する詳細なルールがいまだに提示されていないのだという。

さらに、ヘイローはドライバーの頭部を保護するための装置であるため、F1カー構成部品の中でも最も頑丈であることが要求されることになるのは当然だが、統括団体であるFIA(国際自動車連盟)はクラッシュテストにおける合格基準などの詳細事項をまだ明らかにしていないという。

■ヘイロー導入はかなり大がかりな作業に

こうした情報がないということは、現在各チームがすでに開始している2018年型F1カーの設計に大きな影響が及ぶことは明らかであり、どのチームのエンジニアたちもこうした現状にやきもきしているようだ。

ルノーF1チームでシャシーテクニカルディレクターを務めるニック・チェスターは今週次のように語った。

「我々はヘイローを来年のクルマに導入しなくてはならないが、これはかなり大変なことなんだ」

「シャシーの構造を変える必要があるし、すごく大がかりなものとなるからね」

■シャシー強度や空力への影響も

また、フェラーリのチーフテクニカルオフィサーであるマッティア・ビノットは次のように語っている。

「このプロジェクトに比べれば、あの(ヘイロー導入)決定はかなり遅かった。しかし、安全のためだから全員が懸命にこれに取り組むことが重要だよ」

「シャシー構造に大きくかかわってくるんだ。シャシーにヘイローをきちんと装着しなくてはならないし、シャシーはレギュレーションで求められている荷重に耐えられなくてはならない」

そう語ったビノットは、次のように付け加えた。

「さらに、空力の観点からもそれがクルマの後部に影響を及ぼすことは間違いない。だから新しいクルマを設計するときにはそのことも考慮に入れておく必要があるんだ」

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