今季限りでの決別が決定的だとうわさされているマクラーレンとホンダだが、それを裏付けるような兆候が日を追うごとに現れてきているようだ。
■アロンソが「マクラーレン・ホンダ」と決別表明?
最近の目立った動きとしては、ホンダとの決別を残留条件としてマクラーレンに伝えているとうわさされているフェルナンド・アロンソが、自身のツイッターからマクラーレン・ホンダに関連したツイートを削除してしまったと伝えられている。
これはアロンソがマクラーレン・ホンダからの離脱を決めたことを意味するのか、あるいはマクラーレン・ホンダというチームがなくなってしまうことを意味するのか、現時点では定かではない。
■マクラーレンとルノーはすでに合意か
一方、元F1チームオーナーであるイタリアのジャンカルロ・ミナルディは、すでにマクラーレンはF1イタリアGPが開催されたモンツァにおいてルノーと2018年のエンジン供給契約をかわしたようだと次のように語った。
「モンツァで予選セッションが遅れた間に、ザック・ブラウン(マクラーレン/エグゼクティブディレクター)とシリル・アビテブール(ルノーF1/マネジングディレクター)が契約書にサインしたらしい」
ミナルディは、今週中にもそれが正式に発表されるとともに、ホンダはレッドブルのジュニアチームであるトロロッソへのエンジンサプライヤーとして2018年にもF1にとどまることになるだろうと考えている。
「私がそう言うのは、ホンダの長谷川祐介(F1プロジェクト責任者)が新たなプログラム作成のために日本へ戻ったと見られているためだ」とミナルディは付け加えた。
■もう時間切れだとホンダ
ベルギーの『La Derniere Heure(デルニエール・ウール)』紙は、その長谷川祐介がマクラーレンとの関係について次のような悲観的なコメントを行ったと報じている。
「我々はマクラーレンと続けたいと思っています。しかし、我々の次の大きな変更(エンジン改良)は、鈴鹿(第16戦日本GP/10月8日決勝)まで計画されていません」
「彼ら(マクラーレン)を説得するための時間はもうなくなりつつあります」
『La Derniere Heure(デルニエール・ウール)』は、マクラーレンとホンダの問題は今週末にも決着を迎えることになるだろうと予測している。