レッドブルのダニエル・リカルドが、マクラーレンはホンダ以外のエンジンであればどのメーカーのものを搭載してもすぐに速さを示すはずだと語った。
現時点においては、マクラーレンがホンダと今季限りで決別するという方針を固め、来季はルノーからエンジン供給を受けることを目指して水面下で関係者たちによる調整作業が進められていると言われている。
■マクラーレンが遅いのはホンダエンジンのせいだけ
タグ・ホイヤーというブランド名が与えられたルノー製パワーユニットを搭載するマシンで戦っているリカルドは、スペインの『Marca(マルカ)』に次のように語った。
「残念ながら、ホンダは彼らのエンジンでマクラーレンのクルマを速く走らせることができていない」
「だから、僕はもし彼ら(マクラーレン)がルノーあるいはどこかほかのエンジンを搭載すればそれだけで今よりも速くなるだろうと思うよ。だって、クルマ自体はすごくよさそうに見えるからね」
「来年は彼らがもっと強くなるに違いないよ」
■最強ドライバーとコンビを組みたいリカルド
リカルドはさらに、3度目のF1タイトル獲得を目指して2015年からマクラーレン・ホンダのプロジェクトに加わったものの、ここまで3年間にわたって戦闘力のないマクラーレン・ホンダに苦しめられているフェルナンド・アロンソのことを気の毒に思うと語っている。
「僕は本当にフェルナンドが好きだし、ドライバーとしてもすごく尊敬しているよ」
「僕は彼がトップクラスのクルマに乗ってコース上でもあまり苦しまないところを見たいと思う」
そう述べたリカルドは、次のように付け加えた。
「いつの日か、彼が僕のチームメートになったらうれしいだろうな。彼かハミルトンがね。ぜひそうなって欲しいよ」