メルセデスAMGを率いるトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)が、将来に向けてマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に目を付けておく必要があると考えていることを認めた。
■モンツァでメルセデス首脳と会っていたヨス・フェルスタッペン
トラブルが頻発する今季のレッドブルに業を煮やしたフェルスタッペンとその父親であり元F1ドライバーでもあるヨス・フェルスタッペンは、2019年まで結ばれているレッドブルとの契約を解除してメルセデスAMGもしくはフェラーリへ移籍するチャンスを探っているとうわさされている。
そんな中、F1イタリアGPが開催された先週末のモンツァで、ヨスとヴォルフが会って話をしていたことが明らかとなった。
その件についてドイツのテレビ局『Sky(スカイ)』から質問を受けたヴォルフは次のように答えた。
「最初に言っておくが、私はヨスがドライバーだったころから知っているんだ」
「我々の友人があそこ(モンツァ)で我々を訪ねてきたんだ。ニキ(ラウダ/メルセデスAMG非常勤会長)と私はオフィスにいたから、オランダから来た2人の友人たちとそこで一緒にコーヒーを飲んだだけだよ」
■将来的にはフェルスタッペン獲得の可能性も
だが、そこにヨスの姿があったということはメルセデスAMGがマックスと契約を結びたいと思っていることを示すものではないのかと尋ねられたヴォルフは次のように答えた。
「来年は無理だね。彼(マックス)は契約できる状態ではないからね」
「その後については、彼が目を付けておくべきドライバーのひとりであることは間違いない。マックスは将来のF1スター選手のひとりだからね」
そう語ったヴォルフは、次のように付け加えた。
「だが、ほかにも大勢そういうドライバーはいるよ。バルテリ(ボッタス/メルセデスAMG)、ダニエル(リカルド/レッドブル)、それにエステバン・オコン(フォース・インディア)とかね」
メルセデスAMGでは来季もボッタスと1年契約を結ぶことになると考えられており、間もなく正式発表が行われるだろうと言われている。