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地元で恥ずかしい思いをしたとフェラーリ会長

2017年09月05日(火)5:16 am

フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネが、先週末に地元で行われたF1イタリアGPでのパフォーマンスは恥ずかしいものだったと語った。

■メルセデスの方が上だと優勝したハミルトン

フェラーリのホームレースだったモンツァでの一戦だが、1-2フィニッシュを決めたメルセデスAMGのドライバーたちは、楽にフェラーリに勝つことができ、エンジンもフルパワーを発揮させる必要はなかったとレース後に語っていた。

モンツァでポール・トゥ・ウィンを達成し、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)を逆転してドライバーズランキングトップの座についたルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、表彰台の上でティフォシ(熱狂的フェラーリファン)たちからのブーイングを受けながら次のように語った。

「メルセデスエンジンは間違いなくフェラーリエンジンよりもいいよ」

■本当のフェラーリではなかったとフェラーリ会長

ハンガロリンクで行われた第11戦ハンガリーGPでは1-2フィニッシュを決め、第12戦ベルギーGPでも優勝こそ逃したもののメルセデスAMGに引けを取らないスピードを見せていたフェラーリだが、地元イタリアではメルセデスAMGに大きな差をつられてしまった。

フェラーリ会長のマルキオンネはレース後にモンツァで次のように語った。

「今日のメルセデスAMGとフェラーリの違いを見れば恥ずかしくなるよ」

「だが、我々の目標は変わっていない。今日ティフォシたちが目にしたのは、本当のフェラーリではなかったということだ」

「何かがうまくいかなかったんだ」

■シンガポールではフェラーリが逆襲?

一方、メルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダは、モンツァではメルセデスAMGが圧倒的に強かったものの、2週間後のF1第14戦シンガポールGPの舞台となるマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットではフェラーリの楽勝に終わるだろうと語っている。

そのラウダのコメントを受け、マルキオンネは次のように続けた。

「ああ、私もそう思う」

「だが、1週間前(スパ・フランコルシャンで行われたベルギーGP)には我々も勝利まであと少しのところにいたし、恐らく我々のクルマが最強だったと思う。その後何かが起きてしまったんだ」

「今季初めて、我々は期待にそぐわないレースをしてしまった。だからこれからやるべきことがあるのは間違いない。モンツァが重要ではあるものの、F1タイトル争いはまだこれからだ」

そう語ったマルキオンネだが、最後に次のように付け加えた。

「しかしライバルたちは我々よりもほぼ1秒速かったし、そんなことがあってはならない。それではフェラーリとは言えないよ」

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