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【マクラーレン・ホンダ】「2人は素晴らしい仕事をした。パワーを失ったのは残念だ」

2017年09月03日(日)15:29 pm

マクラーレン・ホンダでレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、F1第13戦イタリアGPの2日目を次のように振り返った。

●【予選タイム結果】2017年F1第13戦イタリアGP予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数

■エリック・ブーリエ レーシングディレクター

「今日は大混乱の一日となったが、チームとドライバーが見事な仕事をしてくれていただけに、Q3でストフェルのすばらしいパフォーマンスをさらに活かせなかったことは残念だった。長時間にわたる遅れが生じ、辛抱強く天気が回復するのを待ち、非常に難しい路面状態だった。それでも大雨の中コースオフしたり、クラッシュすることもなく、両ドライバーがすばらしい仕事をしてくれた。また、余裕を持ってQ2に進出できたことは励みになる。

決勝でペナルティーを受けるフェルナンドのグリッドポジションは、ストフェルのポジションほど重要ではないため、Q2ではセッションの終盤にフェルナンドの走行を行うことにしたんだ。彼はインターミディエイトタイヤで着実な走りをみせてくれた。さらに速いタイムを出すこともできたと思うが、ストフェルのQ3進出のチャンスを奪わないように気をつけて走行していた。

フェルナンドはそういった状況の中で、チームにとってベストな仕事をしてくれた。彼の努力には感謝しているよ。一方のストフェルも、すばらしい仕事をした。雨脚が弱くなると、ラップタイムを徐々に更新し、最終アタックラップで最大限の力を発揮し、Q3進出を果たした。

雨が徐々に激しくなったQ3は、混乱した結果となる気配があったし、終盤に各マシンがコンディションの悪化に苦しむ中、ストフェルがサプライズの結果をつかむチャンスは確実にあったと思う。

ただ残念ながらそうはならず、グリッドポジションをさらに上げるチャンスを残酷にも奪われてしまった。ストフェルは速い最終ラップを走行していた際にパワーを失い、途中でラップを中止しなければならなかったんだ。その問題については、現在も調査中だ。それでもストフェルは見事な走りをしたし、明日の決勝をさらに力強いグリッドポジションからスタートできることを願っているよ」。

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