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【マクラーレン・ホンダ】モンツァで予選Q3進出も、アタック中にパワーを失う/F1イタリアGP

2017年09月03日(日)15:08 pm

マクラーレン・ホンダは、F1第13戦イタリアGPの2日目を次のように振り返った。

●【予選タイム結果】2017年F1第13戦イタリアGP予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数

■フリー走行3回目:待つしかない状況

午前中にモンツァで行われたFP3は雨天となり、フリー走行というよりも、予選を前にマシンでコースの状況を確認するだけにとどまった。大雨による遅れが生じたため、予定終了時刻の15分前にようやくセッションが開始。それまではチームもドライバーも、コンディションを把握するためにコースに出て、最低1周は走行したいと思いながらも、コース上の雨水が引くのを待つしかない状況だった。

セッション開始後に、両ドライバーは状況確認のための走行を行った。必要なインストールチェックの前に、フェルナンド・アロンソはウエットタイヤで1周、ストフェル・バンドーンは2周を走行したものの、いずれのドライバーもラップタイムの計測は行わなかった。

■予選:長い中断・・・

予選を迎えるころには、雨は一層激しくなる。予定通り午後2時にセッションが始まったものの、すぐに走行不可能なほどのウエットコンディションとなり、開始から5分後には赤旗が出された。長い中断を挟んだあと、最終的に現地時間午後4時40分に予選が再開。その後は中断もなく3回のセッションを無事実施することができた。

■Q1:完ぺきな走行プラン

Q1では、両ドライバーが完ぺきな走行プランを実行し、路面が乾き始めると、ウエットタイヤからインターミディエイトタイヤに履き替える。バンドーンは10番手、アロンソは12番手に入り、2人そろってQ2に進出した。

■Q2:最後にすばらしい走行でQ3進出

アロンソは、グリッド降格ペナルティーにより、今日の予選結果にかかわらず、決勝のスターティングポジションがすでに決まっているため、Q2では終了間際に一度のみの走行を行った。アロンソは13番手だったが、明日は最後尾からスタートする。

一方のバンドーンは、コースのコンディションが変化した場合にそれを活かせるよう、それぞれ5周の長めのアタックを2回行い、最後にすばらしいラップを走行。Q3進出を果たした。

■Q3:速いタイムで走行中にパワーを失う

Q3では、バンドーンが再度トラックの状況をうまく読み取り、ウエットタイヤで同セッション唯一となり得る走行を開始した。Q2と同様に、コース上で走行を続け、コースのコンディションやポジションを活かす計画だった。

雨脚が強まるにつれて、コース上のマシンが増えて混雑していたにもかかわらず、バンドーンはいいリズムで走行。ただ残念ながら、1回目より速いラップを走行している際にパワーを失い、そのままピットインを余儀なくされ、そこでセッションを終えるかたちになった。

バンドーンの予選結果は10番手だったものの、レッドブルのマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドがペナルティーを受けるため、決勝は8番手からスタートする。

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