キミ・ライコネンのマネジャーが、フェラーリが2018年まで契約を延長したのはライコネン本人の経験とチームに対する貢献度によるものだと主張した。
フェラーリは22日(火)にライコネンと2018年の契約を結んだことを発表した。
2007年にマクラーレンからフェラーリに移籍し、その年のF1タイトルを獲得したライコネンは、2009年シーズンを最後にいったんF1を離れたものの、その後ロータスを経て2014年に再びフェラーリに復帰していた。
今回の契約延長確定により、ライコネンは2018年にはフェラーリで通算8年目、F1キャリア通算では16年目のシーズンを迎えることになる。
■ライコネンの契約延長はベッテルとの契約進展材料?
だが、今回フェラーリがこの段階でライコネンとの契約を発表したのは、事実上のナンバー1ドライバーであるとみなされているセバスチャン・ベッテルとの契約をうまくまとめるためだと見ている者も多い。
うわさでは、ベッテルがチーム残留の条件のひとつとして友人でもあるライコネンの続投をチームに提示していたとも言われている。
■フェラーリが評価したのは貢献度だとマネジャー
だが、ライコネンのマネジャーを務めるスティーブ・ロバートソンは、ライコネンはベッテルのおまけのような形でフェラーリとの契約を得たわけではないと主張している。
「今回の契約延長はフェラーリがキミによってもたらされる貴重な経験とチーム内の調和を評価していることを示すものだ」
フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』にそう語ったロバートソンは、次のように付け加えた。
「キミは何年もの間非常に素晴らしいチームプレイヤーだったし、常にフェラーリに対して誠実だったからね」