24日(木)、ジェンソン・バトンがHondaウエルカムプラザ青山で開催されたファンミーティングに登場し、今週末に開催される『SUPER GT Round 6 第46回 インターナショナル SUZUKA 1000km』への抱負をファンの前で語った。
■F1ではライバル、スーパーGTでは仲間
今年のバトンは「休息が必要」と感じ、これまで17年間続けてきたF1から離れているが、昨年末にツインリンクもてぎで乗ったスーパーGTを「楽しい」と感じていたようで、ホンダから参戦オファーが届いたときは嬉しかったという。
また、スポット参戦したF1モナコGPでは、あらためて「僕はレースが好きなんだ」と感じていたようで、「今後も世界のどこかでレースを続けていきたい」と今後の意欲を語った。
イベント途中からTEAM MUGEN(カーナンバー16)のチームメートである武藤英紀と中嶋大祐も参加。バトンは、「F1ではこれまで、チームメートはまず始めに倒さなければならない相手だった」というが、「2人とも速いチームメートなのに、どんな情報でも教えてくれるし、すごく助けられている」と、F1とスーパーGTの違いを語り、良い関係を築いているようだ。
■スペシャルヘルメットとTシャツ
今回のレースに出場するにあたって、バトンはスペシャルカラーのヘルメットで挑む。そのカラーリングについて「ファンのみんなに聞いたら、以前F1でスペシャルヘルメットとして使っていたカラーリングを希望するファンが多かったからほぼ同じデザインにしたんだ」と述べた。
また、鈴鹿サーキットで限定数販売されるというスペシャルTシャツを着ていたバトン。表にはカタカナで「ジェイビー」、裏には「SUZUKA 1000km」という英語が描かれている。バトンも「どれだけ売れるんだろうね」と楽しみにしている様子だった。
■狙うは「ICHIBAN」
来場していたファンへのプレゼントとして色紙を準備してきた3名は、今週末のレースに向けた意気込みを「ICHIBAN」「一番」「一番」と揃えてきた。それを見たバトンは「俺の“ICHIBAN”を真似したな!」と笑顔でジョークを飛ばし、チーム内の雰囲気が良いところを見せてくれた。
“最後の鈴鹿1000km”は今週末、鈴鹿サーキットで行われる。