2018年もフェラーリで走ることが確定したキミ・ライコネンが、今回の契約締結に関する質問に答えた。
フェラーリは22日(火)にライコネンと2018年の契約を結んだことを発表。これによりライコネンは2018年にはフェラーリで5シーズン連続、通算8年目のF1シーズンを過ごすことになる。
■契約更新について長く考える必要はなかった
母国フィンランドの首都ヘルシンキで行われたスポンサーイベントに参加していたライコネンは、今回の契約に関する質問を受けると次のように語った。
「交渉を始めたのは遅かったけれど、すぐに合意に達したよ。あまり長い時間をかけて考える必要はなかったからね」
「僕は少し前からすでに知っていたけれど、今やっと新聞でそれを読んだところさ」
■ベッテルとの契約締結も前進か
うわさでは、今季でフェラーリとの契約が切れるセバスチャン・ベッテルが契約を延長する条件として友人でもあるライコネンの続投を条件に掲げていると言われていた。
そして、フェラーリが今回いち早くライコネンとの契約締結を発表したのは、実質上のナンバー1ドライバーであるベッテルとの契約締結を確実にするためだと考えている者も多い。
「もし自分が楽しむことができておらず、チームやみんなからのいい協力が得られていなければ、僕はサインしなかっただろうね」とライコネンは付け加えている。
■1年ごとの契約のほうが好ましい
今年の10月に38歳となる現役最年長F1ドライバーであるライコネンは、2018年シーズン中には39回目の誕生日を迎えることになる。
そのライコネンとフェラーリとの2018年の契約もこれまで同様1年契約となる。だが、ライコネンはそれに関しての不満はないと母国フィンランドのテレビ局『MTV』に次のように語った。
「この段階では、1シーズンごとのほうがいいんだ」
■シーズン後半も自分の姿勢に変化なし
ライコネンはさらに、2018年の契約を結んだことが今シーズン後半の自分のパフォーマンスに影響を及ぼすようなことはないと次のように主張している。
「いずれにせよ、来年の契約があってもなくてもあまり関係ないよ。僕は常にベストを尽くすだけさ」
そう語ったライコネンは、次のように付け加えた。
「恐らく、1か月もすれば、また次のうわさがささやかれ始めるだろうしね」