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今後もメルセデスとは一進一退の攻防が続くとフェラーリ技術トップ

2017年08月15日(火)18:19 pm

フェラーリの技術責任者マッティア・ビノットが、2017年シーズン後半もレースごとにフェラーリが勝ったりメルセデスAMGが勝ったりする展開となるだろうし、現時点ではどちらかが明らかに有利だと考えられる根拠はないと主張した。

■シーズン後半はメルセデス有利?

F1が夏休みに入る前に行われた今季の第11戦ハンガリーGPではフェラーリ勢が1-2フィニッシュを果たし、メルセデスAMG勢がそれに次ぐ3番手4番手だった。

その結果、現在ポイントランキングトップのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と2番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)の差はまた14ポイントに広がっている。

とは言え、壁のないモナコとも形容されるほどの曲がりくねったハンガロリンクの特性がフェラーリに有利に働いただけで、それ以外のサーキットではメルセデスAMGの方が強いはずだと考えている者も少なくない。

実際のところ、結果だけを見れば、第7戦カナダGPから第10戦イギリスGPまではメルセデスAMGの方がフェラーリを上回っていたのは明らかだ。夏休み明けに行われる第12戦ベルギーGPの舞台となるスパ・フランコルシャン・サーキットや、その次の第13戦イタリアGPが開催されるモンツァ・サーキットなどでは再びメルセデスAMGが強さを発揮するだろうとの見方もある。

■最後まで読めないだろうとビノット

だが、チーフテクニカルオフィサーとしてフェラーリの技術部門を統括するビノットは次のように語った。

「私はどのレースもほかのものとは違うと思っている」

「シーズン序盤には我々の方が強かったレースもあったし、メルセデスAMGが強さを発揮したレースもあった」

「だから、その2つのチームの競争力が今後どうなるかという明らかな傾向などはないと思うよ」

今週、2016年のF1チャンピオンであるニコ・ロズベルグが今後メルセデスAMGとフェラーリが最終戦を迎えるまでどれほどクルマを開発していけるかが非常に重要になるだろうと語っていたが、ビノットもまさに同意見のようだ。

「開発が非常に重要であることは間違いないよ。1レースごとに開発を進めていかなくてはならないんだ」

そう語ったビノットは、次のように付け加えた。

「まだ多くのレースが残されている。我々は今ちょうどシーズンの中間点にいるわけだし、どちらかのチームに流れが傾いているなどと考える必要があるとは思わないよ」

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