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ボッタスは「完ぺきなドライバー」だとロズベルグ

2017年08月14日(月)18:24 pm

ニコ・ロズベルグが、自分の後任としてメルセデスAMGで活躍するバルテリ・ボッタスはほぼ「完ぺきなドライバー」だと語った。

ロズベルグは2016年についに念願の初F1タイトル獲得を果たしたが、その後突然F1引退を発表。メルセデスAMGは大慌てで後任ドライバー探しに入り、その結果ウィリアムズから引き抜かれたのがボッタスだった。

■早期に2017年型車開発をスタートしていたフェラーリ

ロズベルグも自分の突然の引退によりチームに迷惑をかけたのは間違いないと母国ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に次のように語った。

「絶対にそうだとまでは言わないけれど、僕が去ったことで彼らは大変だったはずだよ。とりわけ、新しいレギュレーションが導入されることになっていただけにね」

実際のところ、ルイス・ハミルトンとボッタスという新ドライバーラインアップで臨むことになった2017年シーズンだが、メルセデスAMGは序盤にフェラーリの後手に回ることが多かった。

だが、ロズベルグは次のように続けた。

「フェラーリを悪く言うつもりはないけれど、彼らはかなり早期に新しいクルマに着手することが可能だったんだ」

「つまり、それが彼らのアドバンテージだったということだ。でも、メルセデスAMGは今でもものすごく強い。クルマを見てみれば分かるけれど、詳細部分のレベルは本当に素晴らしいよ」

■ボッタスはメンタル的には完ぺき

ロズベルグはさらに、自分の後任としてウィリアムズから迎え入れられたボッタスの活躍は見事だと次のように語った。

「ものすごく感心させられたよ。彼はメンタル的には完ぺきなドライバーかもしれないね。彼は自分自身のことに集中することができるし、一貫性があって速いんだ」

実際のところ、今季は現時点でランキングトップにいるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と2番手につけているハミルトンによるドライバーズタイトル争いになると考えている者が多いが、ボッタスにも十分にそのチャンスがある。

■騒がれないことは歓迎だとボッタス

残り9レースとなった今シーズンのF1だが、現時点でトップのベッテルは202ポイントでそれをハミルトンが14ポイント差で追う展開となっている。だが、3番手のボッタスもトップからは33ポイント差、通算4度目のタイトル獲得を狙うチームメートのハミルトンにも19ポイント差という位置につけており、十分にタイトル争いに加わるチャンスがある。

そうした状況にもかかわらず、メディアはベッテルとハミルトンのいずれかがタイトルを取るだろうと見ているところが多く、ボッタスをチャンピオン候補にあげる声はほとんど聞こえてこない。

そのことについて質問されたボッタスはほほ笑みを浮かべながら「僕にとっては完ぺきな状況だよ」と答え、次のように付け加えた。

「つまり、それによって僕は自分の仕事にだけ集中することができるからね」

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