今年のF1イタリアGP(第13戦/9月3日決勝)のチケット販売が例年になく好調だという。
これはもちろん、今季前半を終えてセバスチャン・ベッテルがドライバーズランキングトップに位置し、フェラーリから10年ぶりにF1チャンピオンが誕生する可能性が高くなってきているためだ。
元F1ドライバーであり、現在はミラノ自動車クラブの会長としてイタリアGP運営にかかわっているイヴァン・カペリはオランダのF1専門誌『Formule 1(フォーミュレ1)』に次のように語った。
「今年は昨年との比較ですでにチケットの売り上げが35%以上増加しているんだ。満員になると思うよ」
カペリによれば、フェラーリのここまでの活躍により、今年は地元でのF1への注目度がかなりアップしているようだ。
「もはやみんながサッカーのことだけを話題にしているような状態ではなくなっているんだ。今ではカプチーノを飲みながら行う会話の多くがF1のことだよ」
1992年にはフェラーリでもドライブしたことがある54歳のカペリはそう語ると、次のように付け加えた。
「私もベッテルがF1チャンピオンになれるだろうと本当に信じているよ」