マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が暗に将来的にフェラーリあるいはメルセデスAMGに移籍する可能性を否定しなかった。
■現状に大きな不満を抱えるフェルスタッペン
今年3年目のF1シーズンを迎えている19歳のフェルスタッペンだが、レッドブルの2017年型車RB13のパフォーマンス不足ばかりか信頼性不足にも苦しめられ、ここまでの10戦のうち完走できたのは5レースだけで、ランキングも現時点ではトップのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)から120ポイント差の6番手にとどまっている。
レッドブルとは2019年まで契約を結んでいるフェルスタッペンだが、こうした状況に不満を抱えているのは明らかで、何とかその契約を中途解除してフェラーリあるいはメルセデスAMGへ移籍したいと考えているようだとうわさされている。
■どのチームだろうが勝てるクルマが欲しいだけ
実際、うわさではフェラーリがフェルスタッペン獲得に前向きだとも言われているが、その件について質問を受けたフェルスタッペンはドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に次のように答えた。
「フェラーリがF1において素晴らしい歴史を持っていることは知っているよ」
「それはメルセデスも同じだけどね。かなり正直に言うけれど、僕はただ望みうる最高のクルマに乗りたいだけなんだ。(クルマの)色はあまり関係ないよ」
■レッドブルの力を信じている
だがフェルスタッペンも当面はレッドブルで頑張るしかない状況であることも分かっている。
「僕はレッドブルの強さを信じているんだ」そう語ったフェルスタッペンは、「僕たちは正しい方向に向かっている。クルマもエンジンもコンスタントに改善されているよ」と付け加えている。