ロバート・クビサはF1ハンガリーGP後に行われるテストで、ルノーの2017年カーをドライブすることが決まった。F1復帰へ向けて加速する。
シルバーストーンでは、ルノーのマネジングディレクターを務めるシリル・アビテブールが、ハンガリーGP後にクビサがテストをするというレポートを一蹴していた。
しかし、ドイツの『Bild(ビルト)』は、32歳のクビサは7月31日にハンガロリンクで今年モデルのルノーをドライブすると報じている。
■まだF1レベルの速さがあることを証明したクビサ
ここ数週間、BMWやルノーで活躍していたクビサは、2011年のラリーに参戦した際のクラッシュで前腕をほとんど切断してもおかしくない絶望的な状況だったものの、先日F1をテストした際に、まだ競争力があることを実証した。
クビサは、2012年製ロータスでの2度のテストに続き、2017年ルノーを走らせると、『Bild(ビルト)』は主張している。
「クビサが昔と同じスピードを見せられたら、夏休み後のベルギーGPでジョリオン・パーマー(ルノー)と交代させるべきだ」
■クビサのテストはPR目的ではない
ルノーのシリル・アビテブールは次のようなコメントをしている。
「ジョー(ジョリオン・パーマー)には信頼性の問題が起こったが、2人のドライバーがポイントを獲得していれば、コンストラクター世界選手権で8位にはならないだろうね」
「我々はPR目的でクビサをテストしているわけではない。彼はまだ速く、当時と同じエネルギーを持っているよ」
『Bild(ビルト)』は、クビサがF1出場に必要なスーパーライセンスを獲得するための最終的なハードルは、FIA(国際自動車連盟)のテストで『5秒以内に車から脱出できること』を実証することだと報じている。