バルテリ・ボッタスが少なくとももう1年はメルセデスAMGで走ることになる可能性がかなり高くなってきているようだ。
●【決勝タイム結果】2017年F1第10戦イギリスGP決勝のタイム差、周回数、ピット回数
昨年突然F1引退を決めた2016年のF1チャンピオン、ニコ・ロズベルグの後任としてウィリアムズから急きょメルセデスAMGに移籍してきたボッタスだが、現在結んでいるのは2017年だけの1年契約だ。
そのボッタスは過去3年連続でF1タイトルを獲得してきた最強チームのメルセデスAMGと今後複数年にわたる契約を結びたいと考えていることを公言している。
■ボッタスには満足だとメルセデスのボス
だが、今季すでに2勝を挙げ、先週末にシルバーストンで行われたイギリスGPでも規定外ギアボックス交換によるグリッド降格ペナルティーを受けながらも9番手からスタートして見事に2位までばん回してみせたボッタスの評価がさらに上がってきているのは確かだ。
ボッタスとの契約延長の可能性について質問を受けたメルセデスAMGのトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)は、フランスのテレビ局『C More(セイ・モレ)』に次のように答えた。
「私はバルテリには本当に満足しているよ」
「彼のパフォーマンスを見れば、頭を悩ませる必要などないと思っているよ」
■もっと埋めるべきピースがある
「だが、単に来年のことだけではなく、その先のことも重要だ。我々にはパズルのピースをすべて埋める必要があるんだ」
そう続けたヴォルフは、次のように付け加えた。
「ブダペストでのレース(ハンガリーGP/30日決勝)が終わったら、ビーチでもっとよく考えてみることにするよ」
■ボッタス残留の可能性は9割?
うわさによれば、メルセデスAMGでは来季に向けて今季限りで現在のチームとの契約が切れるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)やフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)の獲得も視野に入れていると言われている。
さらに、2019年にはレッドブルのダニエル・リカルドやマックス・フェルスタッペンも獲得可能になると考えられており、それまでのつなぎとして2018年はまた1年だけボッタスとの契約を延長するのではないかともうわさされている。
2018年にボッタスが残留する可能性について尋ねられたヴォルフは、次のように答えた。
「そうなると思うよ。90%はそのつもりで考えている」