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【予選レポート】ハミルトンがライバルを圧倒 マクラーレン・ホンダはトップ10/F1イギリスGP

2017年07月15日(土)22:44 pm

2017年F1第10戦イギリスGPが7月15日(土)、シルバーストン・サーキット(全長5.891km)で2日目を迎え、現地時間13時(日本時間21時)から行われた予選でメルセデスAMGのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。今季6回目、通算67回目。

●【予選タイム結果】2017年F1第10戦イギリスGP予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数

■Q1 アロンソが驚きのトップ

18分間で行われたQ1は霧雨が降る微妙な状態でスタート。最初メルセデスAMG勢はドライタイヤ、フェラーリ勢などは雨用タイヤのインターミディエイトでスタートしていく。

まず、インターミディエイトでスタートしていたレッドブルのダニエル・リカルドがトップタイムを刻む。そしてその後雨が強くなり、ドライタイヤで出ていたドライバーたちもインターミディエイトに交換していく。

ところが、トップタイムを刻んでいたリカルドのクルマにトラブルが発生。リカルドのクルマがコース脇に止まったことでセッションは赤旗中断となる。

セッション再開後は雨脚も弱まり、路面状態が改善の方向に向かい始める。どんどん順位が入れ替わる展開となる。Q1でまだ有効なタイムを刻むことができていなかったフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)が最後にドライタイヤ(スーパーソフト)を装着してコースに出ると、ギリギリのタイミングでチェッカーフラッグをかわして最後のアタックに入る。

そしてそのアロンソがなんと予選Q1でトップに立ち、シルバーストンを埋め尽くした観客から大きな声援を受けた。チームメートのストフェル・バンドーンも今季3回目となるQ2進出を決めている。

Q1でノックアウトされた16番手から20番手までのドライバーは以下の通り。
16番手ランス・ストロール(ウィリアムズ)、17番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、18番手パスカル・ウェーレイン(ザウバー)、19番手マーカス・エリクソン(ザウバー)、20番手ダニエル・リカルド(レッドブル)。

■Q2 バンドーンが今季2度目のQ3進出

15分間で争われたQ2では最初からドライタイヤでの戦いとなり、ドライバーたちが周回を重ねるごとにコース状態が改善し、順位表の名前もどんどんシャッフルされていく。

今季2度目のQ3進出を狙うマクラーレン・ホンダのバンドーンはなんとか10番手で踏みとどまりQ2突破を果たすも、アロンソのほうは13番手で予選Q2敗退が決まった。

上位勢は最後にメルセデスAMG勢が強さを見せ、フェラーリ勢をかわしてハミルトンとボッタスの1-2体制でQ2が終了した。

Q2でノックアウトされた11番手から15番手までのドライバーは以下の通り。
11番手ジョリオン・パーマー(ルノー)、12番手ダニール・クビアト(トロロッソ)、13番手フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、14番手カルロス・サインツ(トロロッソ)、15番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)。

■Q3 ハミルトンが通算67回目のポール獲得

12分間で戦われたQ3では、まずシルバーストンで3年連続ポールを狙うハミルトンが安定した走りで暫定ポールポジションの位置につき、それにベッテル、ボッタス、ライコネンが続いていく。

セッションが後半に入り、ポールポジションを決定する最後の戦いが開始。上位勢ではボッタスを先頭に最後のアタックに臨んでいく。ここでボッタスのタイムが伸び悩む中、ハミルトンがここ一発というときの集中力の高さを示し、1分26秒600という驚異的なタイムをたたきだす。

フェラーリ勢も最後の踏ん張りを示すがハミルトンのタイムには及ばず、ライコネンがコンマ5秒遅れの2番手、ベッテルがコンマ7秒以上の遅れで3番手に食い込むのがやっとだった。

これで今季6度目のポールポジションを確定させたハミルトンは、通算でもミハエル・シューマッハが持つ最多記録68にあとひとつと迫る67回目のポール獲得を達成した。

オーストリアGP予選トップ10ドライバーは次の通り。

ポールポジション/ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)
2番手/キミ・ライコネン(フェラーリ)
3番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
4番手/バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)
5番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
6番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
7番手/セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
8番手/エステバン・オコン(フォース・インディア)
9番手/ストフェル・バンドーン(マクラーレン)
10番手/ロマン・グロージャン(ハース)

■アロンソは決勝を最後尾からスタート

マクラーレン・ホンダ勢は、バンドーンが今季予選最高位となる9番手で終えた一方、13番手となったアロンソは明日の決勝でトータル30グリッド降格ペナルティーを受けることになる。

また、予選4番手となったボッタス、トラブルにより予選を最下位で終えたリカルドはともに規定外ギアボックス交換により決勝で5グリッド降格ペナルティーを受けることになる。

F1イギリスGP決勝は、明日の日本時間21時から始まる。

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