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【P3レポート】トップ3はコンマ1秒以内の大混戦 マクラーレン・ホンダもトップ10/F1イギリスGP

2017年07月15日(土)19:25 pm

2017年F1第10戦イギリスGPが7月15日(土)、シルバーストン・サーキット(全長5.891km)で2日目を迎え、現地時間10時(日本時間18時)から行われたフリー走行3回目でメルセデスAMGのルイス・ハミルトンがトップに立った。

●【タイム結果】F1オーストリアGPフリー走行3回目、タイム差、周回数

曇り空の下で開始された予選前最後のセッションでは最初メルセデスAMGとレッドブルはソフトタイヤ、フェラーリがスーパーソフトでタイム計測を開始していく。

まずはソフトタイヤのハミルトンが1分28秒747をマークしてトップに立ち、それにチームメートのバルテリ・ボッタスが続いていく。スーパーソフトでセッションを開始したフェラーリ勢はセバスチャン・ベッテルが3番手、キミ・ライコネンが4番手で続き、それにソフトタイヤのマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドのレッドブル勢が続く展開となる。

セッションが3分の1を経過した時点ではマクラーレン・ホンダ勢もストフェル・バンドーンが8番手、フェルナンド・アロンソが10番手につける。

だが、このレースで規定数を超えるパワーユニットコンポーネントを投入するアロンソは決勝では30グリッドに及ぶ降格ペナルティーを受けることが想定されており、レースセッティングに焦点を合わせたプログラムを展開していると考えられる。

セッション中盤にメルセデスAMG勢もスーパーソフトに交換。ハミルトンが1分28秒063のトップタイムを刻む。

新品スーパーソフトに交換したベッテルもペースを上げ、ハミルトンとわずか100分の3秒差の2番手につける。金曜日に行われた2回のフリー走行でいずれもトップに立っていたボッタスはハミルトンとは100分の7秒差の3番手につけ、トップ3ドライバーがコンマ1秒の中にひしめき合う状況となった。

セッションが後半に入ると風も強まり、ドライバーたちもクルマのコントロールに注意を払いながらの走行が続けられていく。そんな中、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグが5番手、ハースのロマン・グロージャンが7番手に順位をアップする。

セッションの残り時間が20分を切ったところで、まだスーパーソフトタイヤでの走行を行っていなかったレッドブルのマックス・フェルスタッペンが赤い識別カラーが施されたタイヤでコースに入る。

ところが、このタイミングで雨が落ち始めてしまい、結局フェルスタッペンはスーパーソフトでのタイム計測を行うチャンスを失い、8番手でセッションを終えることになってしまった。セッション終盤には全ドライバーが雨用タイヤのインターミディエイトでのチェック走行を行う状況となり、順位に変動は見られなかった。

イギリスGPフリー走行3回目のトップ10は次の通り。

トップ/ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)
2番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
3番手/バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)
4番手/キミ・ライコネン(フェラーリ)
5番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
6番手/ダニエル・リカルド(レッドブル)
7番手/ロマン・グロージャン(ハース)
8番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
9番手/フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)
10番手/ストフェル・バンドーン(マクラーレン)

マクラーレン・ホンダ勢は、パワーユニット交換により決勝で最後尾からのスタートとなることがほぼ確定しているアロンソは11番手で予選前最後のセッションを終えたものの、バンドーンがトップ10に食い込み、第6戦モナコGPに次ぐ今季2度目の予選Q3進出が期待ができる位置につけている。

また、メルセデスAMGのボッタスとレッドブルのリカルドは規定外ギアボックス交換により、決勝では5グリッド降格ペナルティーを受けることが確定している。

F1イギリスGP予選は、このあと日本時間21時から始まる。

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