ホンダは、F1からの撤退を検討しているという報道を否定した。
マクラーレンとホンダの決別は以前からうわさされていた。それに加えて、2018年からカスタマーとしてパワーユニットを供給する予定だったザウバーとの契約解消も取りざたされている。
■ザウバーの新代表が契約解消検討を認める
最近ザウバーのチーム代表に就任したばかりのフレデリク・ヴァスールは、フランスの『L’Equipe(レキップ)』紙に次のように語っている。
「これ(ホンダとの契約解消)は私が最初に取り組もうと考えている問題だ」
「マクラーレンから聞いた話では、恐ろしい状況だよ」
■ホンダのF1継続は新パワーユニット次第?
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、ホンダは10月の会議でF1から撤退するかどうかを決定するようだと伝えている。
F1第9戦オーストリアGPから本格投入した新しいパワーユニットが、ねらい通りに成果を発揮すればF1を継続し、失敗すれば撤退するというのだ。
■ホンダは報道を否定
しかし、ホンダの広報担当者は、スペインの『Marca(マルカ)』紙に次のように反論している。
「来年、マクラーレンとともにF1を継続する選択肢以外は考えていません」
「撤退の可能性を検討しているというのは真実ではありません。私たちは、今ある契約を全うします」
ザウバーとの契約解消については、「それについてコメントはありません」とだけ答えている。