フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)が、今はまだ来季のことについて何かを語るにふさわしい時期ではないと語り、うわさされている来季のフェラーリ復帰に含みを持たせる発言を行った。
■3度目のF1タイトル獲得を目指すアロンソ
自身通算3度目のF1ドライバーズタイトル獲得を目指しているアロンソだが、2010年から2014年まで3年間在籍したフェラーリにそのままい続けてもその可能性はないと判断し、2015年にホンダと手を組むことになったマクラーレンに移籍していた。
だが、タイトル獲得どころか今季は最下位に沈むマクラーレン・ホンダのパフォーマンスに業を煮やしたアロンソは、すでに今年で切れる契約を延長するつもりはないものと考えられている。
アロンソにはフェラーリへの復帰のうわさもささやかれているが、最近フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネがはっきりとアロンソがフェラーリに加わることは不可能だと発言したことが報じられている。
そのことについて質問を受けたアロンソは、イタリアのテレビ局『Sky Italia(スカイ・イタリア)』に次のように語った。
■今は本当のことが語れる時期ではない
「今はその話をする時ではないよ。それについては9月から話すことにしている」
「現時点ではドライバー市場についての話をすることができないのは当然のことさ。フェラーリとメルセデスAMGがタイトルを争っているわけだし、(チームの)安定を保つことが彼らの優先事項だからね」
そう語ったアロンソは、次のように付け加えた。
「現時点ではフェラーリのほうがわずかながら有利な立場にあるし、彼らがうまくやれるよう期待しているよ」