フォース・インディアのチーム名称が2018年には「フォース1」に変わるかもしれない。
6月中旬に、フォース・インディアのオーナー兼チーム代表であるビジェイ・マリヤが、将来的にチーム名を変えることを検討しているというニュースが伝えられていた。
そのとき、インド出身の61歳となるマリヤは次のように語っていた。
「我々のパフォーマンスが改善されたことにより、もっと国際的なスポンサーの関心を集めることも可能になったとの感触を得ている。フォース・インディア(という名称)は限定的かもしれない」
■「フォース」という語は残す
そして、最近ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じたところによれば、現在新名称の最右翼候補に掲げられているのが「フォース1(ワン)」だという。
その記事は次のように伝えている。
「BWTの参画によりチームはついにメインスポンサーを手にした。これにより初めて1億ユーロ(約128億円)以上の予算を計上するとともに、ほかのスポンサーにとっても魅力的なものとなってきている」
フォース・インディアの最高執行責任者であるオットマー・サフナウアーも、チーム名称変更の動きが現実化したことを認め、次のように語った。
「今シーズン終了時に名称変更申請を行うことになるだろう」
「名称の中にフォースという語は残すことになる。そうすればみんなも我々がどこから来たのかをいつでも思い出すことができるだろうからね」
■チーム売却のうわさは否定
イギリスのシルバーストンにファクトリーを構えるフォース・インディアは、現在マリヤとサハラ・インディア社の創設者として知られるスブラタ・ロイが共同オーナーとなっている。だがロイはすでに詐欺罪で収監されており、マリヤの方もインドでは同様の容疑で指名手配されており、イギリス国外へ出ることができない状態となっている。
そうした状況を受け、フォース・インディアが新たなオーナー候補に売却されるのではないかとのうわさもある。
こうしたうわさについて質問されたサフナウアーは、自分がフォース・インディアに加入した2009年10月に言及しながら次のように答えた。
「私がこの会社に来てから1週間後に初めて売却のうわさが流れたんだ。それから何も変わっていないよ」