波乱のF1アゼルバイジャンGP決勝レースを、長谷川 祐介ホンダF1プロジェクト総責任者は次のように振り返った。
●【マクラーレン・ホンダ】初入賞アロンソ、スピードトラップでも上位!わずか3.6km/h差/大荒れのF1アゼルバイジャンGP
■結果
フェルナンド・アロンソ:9位
ストフェル・バンドーン:12位
■長谷川 祐介(ホンダF1プロジェクト総責任者)
「今日は大荒れの展開でサバイバルレースとなりましたが、チームにとっては非常にいい一日になったと思います。両ドライバーとも、トラブルを避けながら完走を果たし、さらにフェルナンドはチームとして今期初ポイントを獲得してくれました。
彼は経験豊富なベテランらしく、レースを通じて要所を押さえたパフォーマンスを見せながら、何度かのオーバーテイクを演じ、見事に入賞を果たしました。ストフェルは惜しくもポイント圏内には届かなかったものの、果敢にプッシュを続け、カナダに続いてレースを完走してくれました。
加えて、チームもセーフティカーやレッドフラッグによる中断など、あらゆるチャンスを逃すことなく、的確な戦略によりドライバーを支えました。
レースの中ではまだまだ上位陣との差が大きいと感じましたが、両マシンともに最後方からのスタートだった上に、長いストレートを持つサーキットで難しい週末になることを予想していたことを考慮すれば、今日の結果は非常にいいものだったと思っています。
次のオーストリアでは、今週金曜にテストを行い、いい結果を得たスペック3のPUを両方のマシンに投入予定ですが、ライバルとの差を少しでも早く縮められるよう、これからも懸命に開発を続けていきます」