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F1ボス「2018年の3週連続開催はそれほどの負担にはならないはず」

2017年06月22日(木)16:44 pm

F1最高責任者のチェイス・キャリーが、2018年に予定されている3週連続でのF1レース開催が大きな負担になることはないはずだとの考えを示した。

■来年はフランス、オーストリア、イギリスが3週連続開催に

最近発表された2018年のF1カレンダーによれば、第8戦として10年ぶりに開催されるフランスGPと、続く第9戦オーストリアGP、第10戦イギリスGPの3レースが3週連続で開催されることになる。

F1ではこれまで3週連続でグランプリを開催したことはなく、これはドライバーやチームにとってかなり過酷なものとなるのではないかとの見方もある。

来年はフランスGPとドイツGPの2レースが加わることで、ヨーロッパでのレーススケジュールがかなりタイトなものとなるのが避けられない状況であることは確かだ。

■サッカーワールドカップ決勝とのバッティングを避けたイギリスGP

しかも、2018年にはロシアでサッカーのワールドカップが開催されることになっており、その決勝が7月15日(日)に行われる予定となっている。

このため、通常であれば15日が決勝日となるはずだったイギリスGPの開催を1週早める必要があったというわけだ。

「ワールドカップの決勝と重なってしまえば、主催者にとっては大変なことになってしまうだろう」

そう語ったキャリーは、次のように付け加えた。

「注意して見て欲しいのは、それらの3レースはすべてヨーロッパ開催だということだ。私は、このカレンダーはよく考えられたものだと思っているよ」

■今後3週連続開催は避けられない?

2018年の暫定カレンダーの場合、仮にイギリスGPの日程をあえてずらさず、ワールドカップ決勝と同じ日程の15日にF1決勝を行った場合でも、それに続くドイツGPとハンガリーGPがやはり3週連続開催となってしまう。

それを避けるためにはほぼ1か月設けられている夏休みを削るしか手段はなさそうだが、これもF1チームの理解を得るのは難しいところだろう。

レース数のさらなる増加も検討されていると伝えられているF1だが、今後のレーススケジュール策定はさらに難しさを増していくことになりそうだ。

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