レッドブルのドライバー育成責任者であるヘルムート・マルコが、ドライバーのほうから現在の契約を解除するようなことは不可能だと主張した。
レッドブルとそのジュニアチームであるトロロッソには現在4人のドライバーがいる。だが、タイトル争いに加わることができない現状に不満を持っているレッドブルのダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンに関しては、2018年にはほかのトップチームへ移籍するチャンスを狙っているのではないかとうわさされている。
さらに、トロロッソのカルロス・サインツもレッドブルに昇格するチャンスがないのであれば、ほかのチームへ移籍することも辞さないとの考えを示唆している。
だが、マルコはドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に対し、レッドブル所属のドライバーたちがほかのチームへ移籍することは不可能だと次のように語った。
「リカルドとフェルスタッペンに関しては不動の契約がある。リカルドは2018年まで。そしてフェルスタッペンについてはいくつかの条項によってさらに延長も可能だ」
「それはカルロス・サインツについても同じだよ。彼も2019年まで我々との長期契約に縛られている」
そう語ったマルコは、ドライバーのほうから契約を中途解除することは不可能だと次のように付け加えた。
「契約を終わらせることができるのは我々(レッドブル)だけだ。ドライバーたちにはできないよ」