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来季のフェラーリにライコネン以上の候補者なし

2017年06月07日(水)16:35 pm

フィンランド出身の元F1ドライバーであるミカ・サロが、キミ・ライコネンが2018年もフェラーリに残留する可能性は十分にあると語った。

2007年にフェラーリにとって最後のF1チャンピオンとなったライコネンだが、2014年に5年ぶりにフェラーリに復帰して以降は毎年チームメートとの戦いに敗れ続けている。

■事実上のナンバー2だとみなされるライコネン

今季のF1第6戦として行われた前戦モナコGPでは2008年以来となるポールポジションを獲得する勢いを見せたライコネンだったが、決勝ではチームのピット戦略によってチームメートのセバスチャン・ベッテルに首位を奪われて2位でゴールしていた。

第5戦スペインGPをクラッシュによるリタイアで終えていたライコネンは、すでにベッテルとのポイント差も開いており、チームがベッテルに勝たせてさらにライバルとのポイント差を広げようと、意図的にライコネンとの順位が入れ替わるようなピット戦略を駆使したのではないかの見方もある。

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の指名を受けてF1競技委員を務めることも多いサロでさえ、誰の目にもライコネンがフェラーリのナンバー2ドライバーであるのは明らかだとのコメントを行っていた。

また、今年の10月には38回目の誕生日を迎える現役最年長F1ドライバーのライコネンについては、今季限りでフェラーリのシートを失うことになるだろうと考えている者も多いと言われている。

■ライコネン以上の候補者はいない

だが、サロは『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』紙に、同郷の後輩ドライバーであるライコネンが来年もフェラーリで走る可能性は高いだろうと次のように語った。

「フェラーリは間違いなくキミとセバスチャン・ベッテルがお互いにうまくやっているという事実を熟考することになるだろうね」

「キミよりもいい仕事ができる本当にいいドライバーで(フェラーリが)獲得できそうな者は誰もいないと思う」

「キミはモナコでは2位だったが、常にベッテルとは接戦を繰り広げているんだ」

そう述べたサロは、次のように付け加えた。

「もちろん、ベッテルはすでに大きなポイント差をつけている。だけど、もしキミが2つか3つ勝つことができれば、状況が完全に変わってしまう可能性もあるよ」

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