ロバート・クビサが久々にF1カーのステアリングを握ることになったと報じられている。
ロータスに在籍していた2011年シーズン開幕前に参加したラリーレースでクラッシュし大けがを負ったクビサは、その後ラリーでモータースポーツへの復帰を果たしていた。
しかし、なんとか切断は免れたものの、クラッシュで大けがを負った腕の動きは完全ではなく、狭いフォーミュラカーのコックピットに座ってレースをすることは無理だと言われていた。
その腕の状態がかなり回復したのか、少し前にはフォーミュラカーレースへの復帰も検討していると報じられていたクビサだが、このほどイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』が伝えたところによれば、現在32歳のクビサはルノーのチームメンバーたちとともにスペインのバルセロナ・サーキットにおり、そこでF1カーの走行テストを行うことになるという。
クビサが最後にF1カーのステアリングを握ったのは、2011年に起きたラリー事故の前にバレンシアで行われていたシーズン前テストでのことだった。つまり、クビサがF1カーをドライブするのは実に6年ぶりのこととなる。
その記事によれば、バレンシアにはルノーの控えドライバーを務めるロシア人ドライバーのセルゲイ・シロトキンも帯同しており、2人は2012年型のロータス・ルノーでテスト走行を行うことになっているという。
シロトキンは6日(火)に自身のインスタグラムにそのロータス・ルノーでの走行の模様だと思われる動画をアップしている。