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【マクラーレン・ホンダ】厳しいレースになるだろうがチャンスを生かしていきたい

2017年06月06日(火)17:18 pm

マクラーレン・ホンダのエリック・ブーリエ(レーシングディレクター)が、ジル・ビルヌーブ・サーキットで行われる2017年F1第7戦カナダGP(11日決勝)に向けて次のように語った。

■エリック・ブーリエ(レーシングディレクター)

「海の反対側にあるモナコとインディアナポリスでのレース両方に集中するというマクラーレン史上最も忙しかった週末を終え、今度はカナダGPに気持ちを切り替える時だ。モナコでは人気者のジェンソン(バトン)が復帰したが、とりわけ予選では力強いパフォーマンスを発揮し、定評のある彼の腕前が少しも衰えていないことを証明してみせてくれた」

「ストフェル(バンドーン)も週末を通じて素晴らしい走りを見せ、容赦のないモナコの市街地サーキットにおいて中団グループの中で非常にうまく戦ってくれた。1ポイントか2ポイントは取れそうだと期待していたものの、残念ながらそれはかなわなかった。しかし、ファクトリーで現在進められている力強い開発作業に支えられながら我々はカナダへと向かうことになる」

「もちろん、マクラーレン・ホンダ・アンドレッティでインディ500に挑戦していたフェルナンド(アロンソ)がカナダでまたクルマに乗ってくれることを非常に楽しみにしている。ほんの数週間という短い期間で彼が成し遂げたことは驚くべきものだった。チームの全員が彼との再会を楽しみにしているし、非常に素晴らしかったパフォーマンスを称賛したいと思っているよ」

「マクラーレン・ホンダの全員が毎年モントリオールに戻ってくるのを楽しみにしている。ここはカレンダーの中でも特にお気に入りの場所なんだ。我々はダウンタウンに滞在するが、素晴らしい雰囲気のある街だ。そして常に温かい歓迎を受ける。カナダの人たちは我々同様レースを愛しているし、レースも予想もつかないエキサイティングなものとして知られている」

「マクラーレンはカナダで多くの勝利を挙げてきたが、最も有名なのが6年前のジェンソン・バトンの勝利であることは間違いないだろう。4時間に及んだレースはまさにカナダでのレースが予測不能だということを象徴するものだった」

「悪名高いウォール・オブ・チャンピオンズ(チャンピオンの壁/ターン14)は多くの世界第一級のドライバーたちからクルマとプライドを奪い取ってきた。そして、このサーキットの過酷な特性によって、ドライバー、エンジニア、メカニックたちはここだけにしかない挑戦を強いられることになる」

「ジル・ビルヌーブ・サーキットには、高速、タイトなシケイン、限られたランオフエリア、そしてハードブレーキングといった特性がある。こうした要素の組み合わせは我々のパッケージの強みとは合わないものだが、それでも我々はすべてのレースに有効な改良パーツを持ち込み、限界を押し広げようとしている。そしてそれらはうまく調和しており、なんとかパフォーマンスを補うことができている」

「まだこの先の道のりは長いし、このサーキットは我々のパッケージがあまり輝きを示すことができない難しい舞台となるかもしれない。だが、いつものように自分たちの手にある武器を最大限に活用し、コース上で訪れるすべてのチャンスをものにしていきたいと思っている」

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