フェラーリの2017年型車SF70Hには「弱点がない」と元F1ドライバーのマルク・ジェネが話している。
フェラーリはF1第6戦モナコGPで1-2フィニッシュを果たし、ドライバーズ選手権でも、チーム別のコンストラクターズ選手権でも首位に立った。
フェラーリで長年テストドライバーを務めるジェネは、スペインの『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』紙に次のように語った。
「われわれのクルマが優れていることは最初から分かっていたが、疑念は常にあるものだ」
「アリバベーネが代表になってわれわれに求めたのは、慎重になり、常に集中して、他に惑わされないことだった」
「だが、5レースを終えた今、われわれはどんな種類のサーキットやコンディションでも速いことを証明した」
「それこそがチャンピオン争いに必要なことだ」
「このフェラーリには弱点がない」
■課題は予選
しかし、予選では今後もメルセデスAMGに対して苦戦するだろうとジェネは認めている。
「予選でメルセデスAMGがよりアグレッシブなエンジンマップを使うことは知っているし、そのために何度かポールを逃すことになるだろうと承知しているよ」
ジェネは、2017年のチャンピオン争いが最後まで手に汗握るものになると予想する。
「マシン開発も進むだろうが、(チャンピオンは)最終戦まで決まらないと私は確信している」