フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)が、2018年シーズンに移籍できるチャンスが小さいのはレッドブルだけだと語った。
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■チーム移籍がうわさされるアロンソ
悲惨とも言えるマクラーレン・ホンダの状況が続く中、3度目のF1タイトル獲得を目指すアロンソは今年のF1モナコGPを欠場し、アメリカで行われたインディ500に挑戦するという異例の決断を行っていた。
そのインディ500でもホンダエンジンのトラブルによってリタイアに終わったアロンソだが、うわさによればマクラーレン・ホンダに見切りをつけ、2018年にはほかのトップチーム、もしくは2005年と2006年にタイトルをとった古巣ルノーへの移籍を検討しているようだと言われている。
■ドアが閉ざされているのはレッドブルだけ
そのアロンソは、そうしたチーム移籍のうわさに関し、スペインのテレビ番組で次のように語った。
「そのうち分かることになると思うよ。今、何か具体的な計画があると言えばうそをつくことになるからね」
「ほかのチームへ行く可能性もあるよ。それがメルセデスAMGになるのか、あるいはほかのチームなのかは分からないけれどね。ルノーが圧倒的に強くなるかどうか、それも分からない」
「もし6月か7月にどこかのチームが電話をくれれば話をするチャンスもあるだろうね」
「多分、レッドブルだけはドアが少しばかり閉じられていると思うよ。すでに若いドライバーたちと長期契約を交わしているからね」
■年間25戦になれば引退する
だが、そのアロンソが今後どれくらいF1を続けるかということに関しては、F1の新オーナーとなったリバティ・メディアが今後どういう計画を進めていくかによって違ってきそうだ。
リバティ・メディアからバーニー・エクレストンの後任としてF1最高責任者に指名されたチェイス・キャリーは、2018年は21レースで行うことになるだろうと示唆したと伝えられている。だが、リバティ・メディアでは既存のレースに加えてアメリカの大都市圏でのレースを増やすことも検討しており、年間に25レースほどの開催を目指していくつもりだとも言われている。
「彼らがどういうことを計画しているかも見ていかないとね。彼らがこの選手権を25レースにしたいと考えているという記事を読んだ」
そう語った35歳のアロンソは、次のように付け加えた。
「僕がF1を始めたときは16レースだったんだ。それが今では20レースになっている。もし彼らが僕に25レースだと言ったならば、僕はリタイアするよ」