マクラーレン・グループのマネジングディレクターを務めるザック・ブラウンが、フェルナンド・アロンソが2018年にインディ500に再挑戦することはないだろうと示唆した。
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アメリカ人のブラウンは、今年アロンソが行ったインディ500挑戦の仕掛け人でもある。だが、これによってアロンソはF1モナコGPを欠場することとなり、それに関しては批判的な声もあがっていた。
2018年も、いずれも伝統レースであるF1モナコGPとインディ500の開催日がバッティングするのはほぼ確実であり、もし来年もアロンソがインディ500に参戦することを選択すれば、またしてもモナコGPには出走できないことになる。
■アロンソの2年連続インディ500参戦はないだろうとブラウン
ブラウンは2018年の展望について、ブラジルの『UOL(ウニヴェルソ・オンライン)』に次のように語った。
「私は彼(アロンソ)が再び(F1で)活躍できるようになり、我々とともにまたモナコGPでの勝利を目指してくれることを期待しているよ。そうなれば、恐らく2018年に(インディ500への)復帰することはないだろうね」
「もちろん、カレンダーはまだ確定しているわけじゃない。だが、我々の主たる目的はフェルナンドをクルマに乗せてモナコで再び勝利することだ」
■アロンソはまたいつか挑戦するはず
そう語ったブラウンだが、それはアロンソが今後“ブリックヤード”という愛称で呼ばれるインディアナポリス・モータースピードウェイに戻ることはないという意味ではないと次のように続けた。
「いつの日か、彼はまた(インディ500に)戻ってくると思うよ。だが、それが何年のことになるかは分からない」
「彼は三冠(F1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間)を達成することを望んでいる。だが、私は彼がそれを初挑戦で達成できると期待していたわけではないと思っている。だから、彼は戻ってくると思うよ」とブラウンは付け加えている。