2017年F1第6戦モナコGPが5月25日(木)、モンテカルロ市街地サーキット(全長3.337km)で開幕。現地時間14時(日本時間21時)から行われたフリー走行2回目でフェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップになった。
●【タイム結果】F1モナコGPフリー走行2回目、タイム差、周回数
セッションが開始されると、トロロッソ勢がフリー1で使用しなかったウルトラソフトタイヤを装着してコースインし、好タイムを刻んでいく。フェラーリとメルセデスAMGはセッション序盤はスーパーソフトタイヤでの走行を展開する。
ウルトラソフトタイヤでの走行に臨んだレッドブルのマックス・フェルスタッペンだったが、うまく1周をまとめることができず、ダニール・クビアト(トロロッソ)が刻んだトップタイムに届かない。
一方、スーパーソフトタイヤのベッテルはウルトラソフトを履いたレッドブル勢とほぼ互角のタイムを刻んで見せる。
セッションが折り返し点に近づいたところでメルセデスAMG勢がウルトラソフトでコースインするが、トラフィックの影響を受けたか、あまりいいタイムを刻むことなく、そのままロングランプログラムに移行していく。
セッションが後半に入ると、ウルトラソフトタイヤに履き替えたベッテルがこれまでのラップレコードを大幅に短縮する1分12秒720というトップタイムをマークする。この時点で2番手にダニエル・リカルド(レッドブル)、3番手にキミ・ライコネン(フェラーリ)、そして4番手5番手にトロロッソのダニール・クビアトとカルロス・サインツが並んだ。
ほとんどのドライバーがそのままロングランプログラムに移ったとき、ウィリアムズのルーキードライバー、ランス・ストロールがクラッシュしセッションが赤旗中断となるアクシデントも発生。残り時間30分のところでセッションが再開されるが、その後は全ドライバーがロングランプログラムを展開し、順位にはほとんど変動がないままセッションが終了時刻を迎えた。
この結果、トロロッソ勢がかなりの好調を示す一方でメルセデスAMGの2台がどちらもトップ5にいないという普段はあまり見られない順位のままでチェッカーフラッグが振られている。
モナコGPフリー走行2回目のトップ10ドライバーは次の通り。
トップはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、2番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、3番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、4番手ダニール・クビアト(トロロッソ)、5番手カルロス・サインツ(トロロッソ)、6番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、7番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、8番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、9番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、10番手バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)。
マクラーレン・ホンダ勢は、このセッションでもストフェル・バンドーンがトータル42周を消化して11番手タイムを刻み、フェルナンド・アロンソの代役を務めるジェンソン・バトンも37周を消化してバンドーンの下12番手につけている。ここまでのところ大きなトラブルもなく、明後日に行われる予選に向けて期待が持てる結果でモナコでの初日を終えている。
F1モナコGPフリー走行3回目は、27日(土)の日本時間18時から始まる。
●【タイム結果】F1モナコGPフリー走行2回目、タイム差、周回数
●【P2動画】F1モナコGPフリー走行2回目ハイライト映像
●【P1動画】ベッテル vs. ハミルトン バトン限定復帰/F1モナコGP P1ハイライト映像