フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)が、パディ・ロウ(チーフテクニカルオフィサー)の加入によって目に見えてチームがよくなったと語った。
2014年にフェラーリからウィリアムズへと移籍したマッサだが、本来は昨シーズン限りでF1を引退することになっていた。
ところが、2016年のF1チャンピオンとなったメルセデスAMGのニコ・ロズベルグが突然引退を表明したことから、昨年までチームメートを務めていたバルテリ・ボッタスが急きょメルセデスAMGへ移籍することになってしまった。このため、ウィリアムズはマッサに現役続行を依頼し、マッサもそれを承諾して現在に至っている。
そのマッサは、ボッタスと入れ替わりにウィリアムズへと移籍してきたメルセデスAMGの前最高技術責任者であるロウがすでに素晴らしい仕事をチーム内で行っているとブラジルの『UOL Grande Premio(ウニヴェルソ・グランデ・プレミオ)』に次のように語った。
「彼が行ったのは異なる部門を統合したことだった」
「以前は、例えば、それぞれのエリア同士で争っていたんだ。パーツを準備するには時間がかかっていたからね。そこが変わったよ。今では各エリアが正しい方向で統合されている。大規模チームと同じようにね」
そう語ったマッサだが、それでもウィリアムズのような中堅チームが大規模チームに追いつくようなことは難しいと次のように付け加えた。
「財政面では比較にならないと思うし、大規模チームと中堅チームとの間には大きな違いがたくさんあるからね」