今季のF1第4戦ロシアGPで初優勝を飾ったバルテリ・ボッタスが来季もメルセデスAMGに残留できるチャンスが一歩前進したと考えられている。
昨年のF1チャンピオンとなったニコ・ロズベルグが突然F1からの引退を表明したことで、急きょウィリアムズから引き抜かれた形となったボッタスだが、メルセデスAMGとは1年契約しか結んでいない。
先週末に行われた第5戦スペインGPでは、マシントラブルによって今季初リタイアとなってしまったボッタスだが、その後ガレージ内でメルセデスの親会社であるダイムラーのディーター・ツェッチェ会長と談笑する光景が国際映像にもとらえられていた。
ボッタスの母国であるフィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙も、ボッタスが2018年もメルセデスAMGのシートを獲得するチャンスが大きくなっていると期待を込めて報じている。
だが、ボッタス本人はまだ慎重な姿勢をくずしていない。
「契約延長の話をするのはまだ早すぎるよ」
「僕たちは今年のタイトル争いに完全に集中しているんだ。どのサーキットでもフェラーリと戦っているわけだからね」
そう語った27歳のボッタスは、次のように付け加えた。
「もちろん、どこかの時点では今後についての交渉を始めることになる。だけど、まだその時期には至っていないよ」