ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が、自分もライバルドライバーたちと同じかそれ以上のトレーニングを行っていると主張した。
●ドリンクなしで体重2kg減のハミルトン、ベッテルとの戦いに「全力を出し切った」
先週末にバルセロナで開催されたF1スペインGPで今季2勝目をあげたハミルトン。しかし、ライバルのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)との激闘を終えたハミルトンはレース後に憔悴(しょうすい)しきった様子を見せていた。
■水分補給なしで戦っていたハミルトン
レースを有利に展開するために少しでも車重を減らそうとクルマにドリンクボトルを持ち込まないでスペインGP決勝に望んでいたハミルトンは、レース後に次のように語った。
「ああ、身体的にはきつかったよ。多分あのレースで2kgは体重が落ちたと思う。脱水状態だよ」
「あのレースの後ではちょっと疲れていた」
だが、ハミルトンがスペインGP決勝で疲労こんぱいしたのは、単に水分補給ができなかったためだけではなく、何かと話題にのぼる日ごろのライフスタイルによって、ほかのドライバーたちに比べるとトレーニングが足りないのではないかとの声もささやかれている。
■トレーニングも十分にやっている
だが、オーストラリアの雑誌『Men's Health(メンズ・ヘルス)』の特集記事に取り上げられたハミルトンは、そこで次のように語っている。
「仲間たちと同じくらい僕は集中しているよ。彼らは違う生活を送っているだけだ。彼らは家に帰り、イベントで写真を撮られることもないけどね」
「僕も彼らと同じくらいトレーニングはしている。たぶん、僕のほうがやっているんじゃないかな」
そう語ったハミルトンは、次のように付け加えている。
「だけど、僕はほかのこともやるんだ。僕にはエネルギーが満ちあふれているからね」