フェルナンド・アロンソのライバルであり2007年にマクラーレンでチームメートだったルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が、アロンソがいいシートを獲得するためには「チェスの試合」のような交渉が必要だと語った。
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2015年にフェラーリからマクラーレン・ホンダへ移籍し、今季3年目を迎えているアロンソ。移籍当時には3年目にはF1タイトルに挑戦できるはずだと語っていたものの、現時点においてマクラーレン・ホンダは期待とはまったく逆の最下位に沈んでしまっている。
先週末に行われた今季のF1第5戦スペインGPを勝利で終えたハミルトンは、スペインのテレビ局『Movistar(モビスター)』から、マクラーレン・ホンダの不振で力を発揮できずにいるアロンソについての質問を受けると次のように答えた。
「F1は普通のスポーツじゃないんだ」
「最高の準備をし、体調を整え、大きな才能を持っていたとしても、それでも何も手にできないことがある。それはまったくひどい話だし、僕もこのスポーツのその部分は好きじゃないよ」
そう語ったハミルトンは、アロンソのようなドライバーにとって正しいシートを見つけようとするのは「チェスの試合をするようなものだよ」と続け、次のように付け加えた。
「勤勉かつ慎重な動きをする必要があるんだ。そして、正しい時に正しい場所にいられるよう、適切なタイミングで正しい判断をする必要があるのさ」