FIA(国際自動車連盟)のレーススチュワードはF1スペインGP決勝レース終了後、フォース・インディアに対し「カーナンバーがレギュレーションに準拠していなかった」として執行猶予付きの罰金25,000ユーロ(約311万円)を言い渡した。
しかし、以下の軽減事由を考慮して、これ以上の侵害がなければ罰金は12ヶ月間延期される。
軽減事由は次のとおりだ。
1.競技者(フォース・インディア)はレース前にナンバーについて指摘されなかった。
2.ナンバー(サイズ、色、場所)はレース期間中に変更されなかった。
3.競技者は直ちに状況を修正するべく、FIAと協力することを提案した。
■カーナンバーに関する新ルール
F1スペインGPから導入されたカーナンバーの新ルールは、F1を見ているファンがドライバーの見分けがしやすく、もっと分かりやすくしようという狙いがある。
そこで、新ルールでは前方から見える位置にカーナンバーを配置しなければならないとされていたが、フォース・インディアは、このカーナンバーの新ルールが決まる前に該当箇所にはすでに多くのスポンサーのステッカーが貼られており、定められた大きさのカーナンバーを貼る十分なスペースがなかった。今後の調整はFIAのみならず、スポンサーとの協議も必要となりそうだ。
フォース・インディアは罰金を免れるためにも、次戦モナコGPまでにカーナンバーの配置を変更する必要がある。