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【マクラーレン・ホンダ】アロンソ「来季のことは夏休みが終わってから考え始める」

2017年05月11日(木)16:53 pm

フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)が、2018年のことについては今シーズン後半に入ってから考えることになるだろうと語った。

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■アロンソの来季マクラーレン・ホンダ残留はあるのか?

3年目を迎えたマクラーレン・ホンダが今季も危機的な状況を迎えている中、アロンソは1年の中でも最も重要なレースだと言われるF1モナコGP(28日決勝)を欠場し、同日に決勝が行われるアメリカのインディ500へ挑戦することを決めている。

そして、このことはアロンソがマクラーレン・ホンダにすでにさじを投げてしまったことを意味するものだと受け止めている者も少なくない。

少し前にはアロンソが今シーズンの途中で契約を解除し、マクラーレン・ホンダからすぐにでも離脱するのではないかとのうわささえささやかれていた。

■夏休み後にはほかのチームとの交渉にも応じる

今週末にホームレースとなるF1スペインGP(14日決勝)を迎えるアロンソは、地元スペインの『EFE通信』から、今マクラーレン・ホンダと自分をつなぎとめているものがあるとすればそれは「チームだよ」と答えている。

さらに、アロンソは2018年もマクラーレン・ホンダにとどまる可能性を否定はしなかったものの、その場合の条件は「F1タイトルを狙える位置」にチームが到達することだと語り、次のように続けた。

「僕はいろんなことが改善されると期待している。だけど、9月か10月からはどんな交渉にも応じるつもりだよ。マクラーレンだろうが、ほかのどのチームだろうがね」

■インディ500の魅力は何かを得られる可能性

さらに、伝統のモナコGPを欠場してインディ500に挑戦することについて聞かれたアロンソは、次のように答えた。

「はっきりしていることは、僕たちには喜びや結果といったものが必要だということさ。ここ(F1)にいても何かを勝ち得ることができる可能性はほとんどないからね。そのことが(インディ500への)大きな興味を呼び起こしたんだ」

「今のところ、僕たちには競争力も信頼性もない。だけど1年は長いし、重要なステップを踏み、改善することもできるよ。シーズン後半には満足できるようになることを期待しているところさ」

■シーズン前半終了時の分析が来季を考えるカギに

アロンソはさらに、ホンダが今後どういう部分を改善していくつもりなのか、その詳細についての説明を受けたことを明らかにし、次のように続けた。

「チームはもうすべてを忘れようとしているんだ。過ぎ去ったことを考えても仕方がないからね。だから、彼ら(マクラーレン)はホンダを支援するために必要なリソースをすべてつぎ込んでいるよ」

「7月にはレースが続くけれど、夏が終われば分析のための時間が十分にとれる。チームにおいて何が改善できたのか、どのような進歩ができたのか、チームの状態は横ばいなのか、向上しているのか、下降しているのか、というようなことを分析する時間がね。そして、そこで僕は来年どうするかということを考えることになるだろう」

そう語ったアロンソは、次のように付け加えた。

「だけど、僕はF1にいるつもりだよ」

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