カルロス・サインツが、現在トロロッソに所属していることに満足していると主張した。
“新たなセナ”との呼び声も高いマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のチームメートとして2015年にレッドブルのジュニアチームであるトロロッソからデビューを飾ったサインツ。
しかし、フェルスタッペンの方が2016年のスペインGPからレッドブルに昇格したことで、現在はフェルスタッペンと入れ替わりにレッドブルから降格してきたダニール・クビアトとコンビを組んでトロロッソで3シーズン目のF1を戦っている。
■レッドブルの契約にしばられた形のサインツ
フェルスタッペンの昇格により、自身がトップチームであるレッドブルのシートを得ることが難しくなったサインツだが、その腕を見込んで大規模チームのルノーがオファーを出してきたことも知られている。だが、そのときはレッドブルがサインツの契約解除を認めず、チーム移籍は実現しなかった。
しかし、現時点ではサインツはレッドブルの契約下にあり、近い将来ほかのトップチームへ移籍できる可能性は小さいと見られている。
■レッドブルの契約にしばられた形のサインツ
だが、母国スペインの『El Confidencial(コンフィデンシアル)』から、レッドブルによってジュニアチームのトロロッソに縛り付けられていると感じているかと質問されたサインツは「ノー」と答え、次のように続けた。
「僕は自分が周りの人たちの目に入るところにいると思うし、僕が勝利やそれ以上のものを求めて戦うことができるクルマを手にすべきだと考えている人たちもいることを光栄に思っているよ」
「だけど、僕は今のクルマが自分にふさわしくないなんて思っていないよ。トロロッソはすごく本気でやっているチームだし、強力な技術チームによって非常にうまくやれるんだということを、ゆっくりとだけど、示しているよ」
■今はトロロッソにいて満足
「多くの大規模チームがジェームス・キー(トロロッソ/テクニカルディレクター)を欲しがっていると思う。僕たちには自分たちの予算がある。ものすごく多いというわけじゃないけど、それでうまくやれているよ」
そう語った22歳のサインツは、次のように付け加えた。
「今、僕は自分がいるところに満足しているよ」