フォース・インディアにチーム売却のうわさがささやかれているが、その背後に前F1最高責任者バーニー・エクレストンの存在があるのではないかと報じられている。
最近、フォース・インディアの共同オーナーであるビジェイ・マリヤとスブラタ・ロイ・サハラがいずれも法的問題により苦境に立たされていることもあり、チームの売却に動いているのではないかとのうわさがささやかれている。
長年にわたってスイスの『Blick(ブリック)』紙に寄稿しているベテランF1記者のロジャー・ブノワによれば、そうしたうわさのひとつに、フォース・インディアが“新たなブラバム”として生まれ変わるのではないかというものもあるという。
ブラバムは、今は亡き伝説的F1ドライバーであるジャック・ブラバムが設立し1962年から1992年のシーズン半ばまでF1参戦を行っていたチームだ。
伝えられるところによれば、すでにジャック・ブラバムの息子デビッドがアメリカの共同事業体と組んでフォース・インディアに対して買収額を提示するところにまで話が進んでいるのだという。
そして、ブノワは、その交渉の背後にある有力人物がからんでいるかもしれないと次のように書いている。
「大きな疑問は、バーニー・エクレストンがその背後にいるのかどうかということだ」