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【WEC】昨季SF王者の国本雄資、初めてのWECとスパに「楽しい。TS050 HYBRIDで走るスパは格別。着実に学ぶ」/第2戦スパ6時間レース

2017年05月05日(金)15:09 pm

WEC第2戦スパ6時間レースが、5月4日(木)ベルギー・アルデンヌ山中のスパ・フランコルシャン・サーキットで幕を開けた。TOYOTA GAZOO Racingは、このスパ6時間レース、そして第3戦ル・マン24時間レースに3台のTS050 HYBRIDを出走させることを決め、チーム初の3台体制で臨むこととなった。

■TS050 HYBRID #9号車:(ステファン・サラザン、国本雄資、ニコラス・ラピエール)
公式練習第1回目: 5番手 (1分59秒633), 32周
公式練習第2回目: 5番手 (1分58秒494), 30周

■3台目のTS050 HYBRID、国本雄資がデビュー

注目は3台目のTS050 HYBRIDだが、この#9号車には昨年までTOYOTA GAZOO Racingのドライバーとして活躍していたステファン・サラザン、同様に2014年の途中までチームの一員で、現在はLMP2クラスのトップを走るニコラス・ラピエールを迎えることとなった。2人はル・マン24時間レースの経験が豊富なドライバーということで、チームは迷いなくチームに迎えた。

そして、3人目のドライバーとして、昨年スーパーフォーミュラのチャンピオンに輝いた国本雄資に白羽の矢を立てた。国本は冬の間に行われたTS050 HYBRIDのテストで好タイムを記録、初めてのハイブリッドカーも巧みに乗りこなし、チームの信頼を勝ち得た。

■ステファン・サラザン (TS050 HYBRID #9号車):

「我々のTS050 HYBRIDもとても力強い走りでした。今日は、特に決勝レースを見据えたセットアップ作業をこなしました。ニコラスと雄資との協力体制も良く、着実にTS050 HYBRIDの改善を進めることが出来ました。ここまでの出来にはとても満足しています。
決勝レースにおいては、我々のロー・ダウンフォース仕様は少しの間、コース路面上にラバーが乗ってくるまで待つことになると思いますが、その後は良いバトルが出来て、上位を争えるペースで走れること確信しています」。

■国本雄資 (TS050 HYBRID #9号車):

「初めてスパを走りましたが、とても楽しかったです。特にTS050 HYBRIDで走るのは格別です。しかし、私自身としては決勝レースへ向けて多くのことを学ばなくてはなりません。

スパにおいて、我々のTS050 HYBRIDの能力を最大限に発揮出来るよう、着実に学んで行くことに集中しています。経験豊富なステファンとニコラスに助言をもらいながら共にセットアップを進めて行くのは、とても貴重な経験です」。

■ニコラス・ラピエール (TS050 HYBRID #9号車):

「再びここスパで、トヨタのLMP1-Hカーに戻れて最高の気分です。LMP1-Hカーで走るのに最高のコースのひとつですし、とても興奮しています。

ロー・ダウンフォース仕様についてまだ学ばなくてはならないことがありますし、正しいセッティングへ向けてまだ調整すべき部分があります。それでも、今日の練習走行の最後には良いセッティングのポイントを見出すことが出来たので、明日からが楽しみです」。

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