現時点で2017年のF1ドライバーズランキング首位に立っているセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)だが、今後かつて所属していたレッドブルが調子を上げてくるはずだと考えている。
■フェラーリとメルセデスAMGに差をつけられたレッドブル
今季ここまでに行われた4レースでは、ベッテルが2勝をあげ、それにメルセデスAMGのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスが1勝ずつで続いている。
一方、シーズン開幕前にはメルセデスAMG最大のライバルとなるだろうと言われていたレッドブルは3番手チームの位置は確保しているものの、メルセデスAMGとフェラーリからは後れを取る形となってしまっている。
■スペインで改良マシンを投入するレッドブル
しかし、シーズン序盤の遠征レースが終わり、次戦スペインGP(14日決勝)からいよいよヨーロッパ本土でのレースが開催されることになるが、レッドブルはそこに大きく改善を果たしたBスペックマシンを投入することになっている。
伝えられるところによれば、その改良マシンは、シミュレーター上では1周あたり1秒ほどのラップタイム短縮が可能な数値を示しているという。
■レッドブルの反撃が楽しみだとベッテル
2010年から2013年までレッドブルで4年連続F1チャンピオンという偉業を達成したベッテルは、次戦スペインGPに向けて次のように語った。
「メルセデスAMGと僕たちの間でものすごい接戦が展開されることになると思う。そして、レッドブルもペースを上げてくることを期待しているよ」
さらにベッテルは、レッドブルの改良マシンに関するうわさに言及しながら、次のように続けた。
「いろんなうわさがささやかれているよね」
「彼らは強いチームだし、速いクルマの造り方も知っている。だから、それが本当なのかと言うよりは、いつそうなるのかという問題だと思っているよ」とベッテルは付け加えた。