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【WRC】トヨタ、2台揃ってポジションアップ/第5戦 ラリー・アルゼンティーナ デイ3

2017年04月30日(日)15:37 pm

4月29日(土)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・アルゼンティーナの競技3日目デイ3がアルゼンチンのビジャ・カルロス・パスを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamの、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)は前日よりも順位をひとつ上げ、総合5位に浮上した。

また、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC#11号車)も総合7位にポジションアップ。例年にも 増して耐久色の濃くなった本ラリーで、2台揃って完走という目標に向けて、大きく前進した。

■ラリー・アルゼンティーナ、デイ3

ラリー・アルゼンティーナ、デイ3はサービスパークが置かれるビジャ・カルロス・パスの西北エリアで6本計160kmのSSが行われた。

コースは前日のデイ2と比べるとフラットだが、それでも依然荒れた路面も多く、前日に続き多くの選手がクルマに大きなダメージを負った。

ラトバラはラフな路面を堅実に走り切り、デイ2よりも順位をひとつ上げることに成功。午後のステージではダンパーの破損や、ウォータースプラッシュを通過した際に水底のコンクリートにクルマが当たった衝撃でフロントウインドウが割れるなど、トラブルがなかったわけではなかったが、それでも大きな問題とはならなかった。

一方、ハンニネンは午前中のSSでパワーダウンに遭遇。前日にも同様の問題が起こりチームは対策を施していたが、それでもこの厳しいラリーでは十分ではなかった。原因は既に突き止めているため、チームは次戦以降に向けて根本的な対策を練り、再発防止を誓った。

なお、ハンニネンは、トラブルにも関わらず前向きな気持ちで走り続け、前日よりも順位をふたつ上げ、総合7位でデイ3を締めくくった。

■ラリー・アルゼンティーナ デイ3の結果
1 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) 2h 53m45.7s
2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +11.5s
3 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (フォード フィエスタ WRC) +26.8s
4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +49.9s
5 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +1m24.6s
6 ヘイデン・パッドン/ジョン・ケナード(ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +4m26.7s
7 ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム (トヨタ ヤリス WRC) +9m34.3s
8 ロレンツォ・ベルテリ/シモーニ・スカットリン (フォード フィエスタ WRC) +12m10.0s
9 ダニ・ソルド/マルク・マルティ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +13m26.8s
10 ポントゥス・ティディマンド/ヨナス・アンダーソン(シュコダ ファビア R5)+13m57.5s

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