ホンダは、ドイツのニュルブルクリンク北コースで、新型「CIVIC TYPE R (シビック タイプアール)」の最終的な性能評価のための走行テストを行い、FFモデルで最速(Honda調べ、2017年4月現在)となる、7分43秒80(Honda測定値)のラップタイムを記録した。
■先代より6秒83更新
今回の走行テストは量産前の最終開発車両で行われ、先代のシビック TYPE Rが記録したタイムを6秒83更新し、モデルチェンジによりシビック TYPE Rの運動性能がさらに向上したことを示している。
新型シビック TYPE Rは、先代モデルに対して「2.0L VTEC TURBO エンジン」の進化(最高出力320馬力、最大トルク400N・m [欧州仕様、Honda測定値] )や6速マニュアルトランスミッションのローレシオ化によって加速性能を向上。加えて、新プラットフォームの採用によるねじり剛性の大幅向上(プラス38% [欧州仕様、Honda測定値] )やボディーの軽量化(マイナス16kg [欧州仕様、Honda測定値] )、マルチリンク式リアサスペンションの採用によるステアリングの応答性やコーナリング性能がさらに向上を遂げており、これらにより運動性能が大幅に上がっている。
■3つのドライビングモード
また、新型シビック TYPE Rは、サーキットでの走行性能だけではなく、一般公道でのグランドツアラー性能も大幅に進化しており、新たに設定したコンフォートモードを含む、3つのドライビングモードによって、市街地からサーキットまで、より幅広い走行シーンにマッチしたダイナミック性能を提供する。
■イギリスで生産、販売は2017年夏
生産は、ホンダオブザユー・ケー・マニュファクチュアリング・リミテッド<Honda of the U.K. Manufacturing Ltd.>で行われ、2017年夏より欧州と日本・北米を含む世界各国で販売される予定だ。
■【走行テスト車載動画】新型「シビック TYPE R」ニュルブルクリンクアタック(8:07)
■【新型「シビック TYPE R」vs 先代モデル 走行テスト解説動画】新型「シビック TYPE R」ニュルブルクリンクアタック(3:39)
■【ドキュメント動画「Drive Forever」】新型「シビック TYPE R」ニュルブルクリンクアタック(3:23)