マクラーレン・ホンダのエリック・ブーリエ(レーシングディレクター)が、ソチ・オートドロームで行われる2017年F1第4戦ロシアGP(30日決勝)に向けて次のように語った。
■エリック・ブーリエ(マクラーレン・ホンダ/レーシングディレクター)
「ここまでのレースは、我々が期待し想像していた以上に予測不能なものとなった。まだガレージのどちら側についてもトラブルが全くない週末を送ることができていない。パフォーマンス改善に取り組むことができるようにするためには、まずはそこを改善することが必要だ」
「ホンダは今抱えているMGU-Hの問題を解決するために懸命に取り組んでいる。そしてマクラーレン側としては、すべての運用プロセスや手順を最後までずっと鉄壁なものとすることが重要だ。そうすれば、我々は少なくとも2台ともにチェッカーフラッグを受けることができるだろう」
「(バーレーンでの)テスト結果を受け、我々はソチにも新たなパーツを持ち込もうと懸命な取り組みを行っている。そしてシャシーに関しては開発の方向性に自信を持っているし、どの部分であろうとさらにパフォーマンスを高めようと一貫性のある取り組みを続けている。ドライバーたちは2人ともクルマの感触に関しては前向きな報告をしてきている。だから我々としてもシーズンが進むのに合わせてさらに改善を続けていくことが重要となる」
「ソチ・オートドロームへ行くのは4回目となるが、まず我々が焦点を合わせる必要があるのはすべてのセッションを通じて順調な週末にしていくことだ。それが、ドライバーたちがコース上でMCL32の本来のパフォーマンスを示してみせるための唯一の方法となる。ロシアGPは、これまではかなりの接戦となってきた。そして、我々にもその戦いに加わるチャンスがあることを期待している」