ルノーF1は19日(水)、上海国際モーターショーで10年後のF1『2027年コンセプトF1カー』を発表した。
■コンセプトモデル:『R.S.2027 Vision』
■パワーユニット
パワーユニット:V6ターボチャージャー、ERSは500kW
パワー:1341bhp(馬力)
車重:600kg
これはF1史上、最高のパワーウェイトレシオとなっている。
■4駆、4輪操舵
また、この未来型F1では、4輪駆動、4輪操舵としている。
■アクティブウィング
さらに空力関係では、高速になるとエネルギーの無駄を減らすために、ウィングは可動式になっている。
■アクティブLED照明
ドライバーの現在の順位やクルマのエネルギー情報などを含め幅広い情報を表示するために、正面とホイール部分などにLEDが組み込まれている。
■アクティブサスペンション
より複雑なシステムから置き換え、エネルギーを回生できる。
■安全性
ドライバーは、ポリカーボネート樹脂キャノピーで覆われており、ファンからドライバーの様子が見えるようになっている。
ドライバーのヘルメットは、まるでバイクのジェットヘルメットのように額から顎までバイザー部分で覆われ、ドライバーの表情が見えやすくなっている。
また、2本のチタン製『ポップアップ』ロールバーが搭載されており、クルマが転倒した際は、数ミリ秒で出てくるという。
安全性のために、ドライバーがコントロールを放棄できる機能など多くの自律機能も搭載しているという。
■データ公開
ファンは、テレメトリーデータにアクセスできるという。
■マクラーレンやレッドブルも
ルノーの他に、過去にはマクラーレン(MP4-X)やエイドリアン・ニューイがデザインしたレッドブル(X1)なども近未来のコンセプトF1を提唱しており、どれもより流線型に、より低くなり、キャノピーなど安全装備も搭載されている。
■設計図
■【動画】ルノーF1のコンセプトモデル:『R.S.2027 Vision』