【マクラーレン・ホンダ】最悪の日だったとしか言いようがない
マクラーレン・ホンダのエリック・ブーリエ（レーシングディレクター）が、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた2017年F1第3戦バーレーンGP決勝を終えて次のようにコメントした。
●【決勝結果】F1バーレーンGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
■エリック・ブーリエ「最大株主のホームレースで残念な結果」
「何て言えばいいんだい？ フェルナンド（アロンソ）は完走できなかった。そしてストフェル（バンドーン）はスタートすらできなかった。だから、今日はマクラーレン・ホンダにとって不運な日だった。何か取り繕ったところで意味がないよ」
「ストフェルの週末は悪いどころか最悪のものだった。パレードラップに出たところで彼のパワーユニットに水圧問題が発生してしまったんだ。金曜日にはすでにMGU-Hによるダメージを被っていたのにね。今日起きた問題によって彼はスタートすることをやめるしか選択肢がなかったんだ。しかし、不満を感じているだろうし、彼の週末を台無しにしてしまった一連の問題に腹を立てたっておかしくないんだ。それらはひとつとして彼の責任ではないんだからね。それなのに、彼はガレージでエンジニアたちに助言と手助けを申し出ていた。彼は素晴らしい青年だよ」
「フェルナンド（アロンソ）はいつものように気骨のあるレースをした。直線でのスピードが劣っているにもかかわらず、55周目に何かおかしいと感じるまで、彼は自分のMCL32（マクラーレン2017年型車）を操り続けていた。我々が今週末すでに抱えていたすべての問題から考えて、我々もリタイアすることに同意した。これからその問題が何だったのか調査を行うことになる」
「バーレーンのホストたち（注）にこんな残念なパフォーマンスしか見せられなかったことに失望している。彼らにとってのホームレースは今年も非常によく組織され、ワクワクするほどドラマチックなものだったのにね。バーレーン・インターナショナル・サーキットは今回で13回目のグランプリ開催だし、その期間を通じてF1にとってもお気に入りの場所のひとつになっているんだ」
（注）バーレーンの国営投資会社がマクラーレン・グループの筆頭株主となっている。
