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【WEC】トヨタ、ポールポジション獲得は2014年富士以来 最前列から決勝レースへ

2017年04月16日(日)8:04 am

2017年FIA世界選手権(WEC)開幕戦シルバーストーン6時間レースの公式予選が、4月15日(土)午後1時半から20分間にわたって行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 2台は、好調を維持したまま揃ってグリッド最前列を獲得した。

●【WEC】小林可夢偉「あれ以上は無理というアタック。開発してくれたチームに感謝」

トヨタにとって予選1-2は2013年のバーレーン6時間レース以来であり、そしてポールポジションは2014年の富士6時間レース以来となる。

■TS050 HYBRID #7号車:(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
公式練習第3回目:4番手 (1分40秒656), 20周
公式予選:1番手 (平均1分37秒304)

TOYOTA GAZOO Racingが高速コーナーの続くシルバーストーンに持ち込んだのは、ハイ・ダウンフォース仕様のTS050 HYBRID。このサーキットを攻略するには最適と判断した結果だ。

TS050 HYBRIDは前日の公式練習から好調を維持し、公式予選でもその速さが光った。ポールポジションを獲得したのは小林可夢偉とマイク・コンウェイが駆った#7号車だった。

WECの予選は3人のドライバーのうち2人がタイムアタックし、その平均値が予選タイムとして採用される。

#7号車はまず小林可夢偉がアタック、1分36秒793の驚速タイムを記録してライバルを引き離した。その後マイク・コンウェイに代わってアタックしたが、彼の1回目のタイムは四輪コースオフの判定により抹消され、一時順位は4番手に落ちた。

しかし、コンウェイは2回目のアタックで1分37秒816の好タイムを記録、その結果#7号車は平均タイム1分37秒304で見事ポールポジションの獲得に成功した。このタイムは2012年に始まったWECシルバーストーン戦におけるLMP1クラスの最速タイムとなる。

■TS050 HYBRID #8号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
公式練習第3回目:1番手 (1分39秒476), 27周
公式予選:2番手 (平均1分37秒593)

#7号車のとなりでスターティング・グリッドの最前列に並ぶのはチームメイトのTS050 HYBRID #8号車。#8号車は中嶋一貴とアンソニー・デビッドソンがタイムアタックを担当した。まず中嶋の1分37秒639、続いてデビッドソンが1分37秒548と続き、平均タイムは#7号車とわずか0秒289の1分37秒593差で2番手を獲得した。

予選は好天に恵まれたが、気温10℃、路面温度11℃と低く、2台のTS050 HYBRIDの最速タイムには新開発のミシュランタイヤの効もあり、ドライバー達はその高性能ぶりを評価した。しかし、目標はあくまでも明日の決勝レース。目標に向かって知力を尽くした戦略を駆使し、チーム全員がひとつになって戦う。

●【WEC】小林可夢偉「あれ以上は無理というアタック。開発してくれたチームに感謝」
●【WEC】中嶋一貴「目標は決勝。レースでも好調さを発揮したい」

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