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最後までハミルトンとベッテルがタイトルを争うだろうとニキ・ラウダ

2017年04月12日(水)17:19 pm

伝説的元F1ドライバーであり、現在はメルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダが、今年はシーズン終盤までルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)によるタイトル争いが繰り広げられていくだろうと語った。

■同ポイントで並んだベッテルとハミルトン

2014年に現行パワーユニットが導入されて以来昨年まで無敵を誇ってきたメルセデスAMGだが、過去3年間一度も明け渡したことがなかった開幕戦での勝利をフェラーリのベッテルに奪われてしまった。

しかし、先週末の第2戦中国GPではハミルトンが勝利を飾り、ベッテルと1勝1敗のタイに持ち込んでいる。2戦が終わった時点でそれぞれ優勝1回2位1回のハミルトンとベッテルは現時点での獲得ポイント数も同じ43で並んでいる。

「私はこの戦いがシーズン最後まで続くんじゃないかと恐れているよ」

ドイツの『Bild(ビルト)』にそう語ったラウダは、次のように付け加えた。

「もちろん、それはファンにとってはすごくいいことだ。だが、過去数年と同じような展開が続いていたら私も困るようなことはなかっただろうがね」

■レッドブルはまだ敵ではないとラウダ

ラウダは、開幕戦が行われたオーストラリアではベッテルに勝利を奪われたものの、第2戦中国GPではハミルトンが勝利を収めたことで少し安心できたと次のように続けた。

「安心したよ。新たなルールのもとで初めて勝利できてうれしく思っている」

ともあれ、今後もメルセデスAMGのハミルトン対フェラーリのベッテルという構図がしばらく続きそうなのは確かだろう。

一方、開幕前にはメルセデスAMGの最大のライバルになるだろうと予想されていたレッドブルも中国では16番グリッドからマックス・フェルスタッペンが3位表彰台を確保し、チームメートのダニエル・リカルドも4位でフィニッシュしている。今後レッドブルも手ごわい存在になってきそうだが、ラウダは次のように語った。

「マックスのパフォーマンスは素晴らしかった。だが、私はレッドブルが本当に差を縮めてきているとは思っていないよ」

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