2017年F1第1戦オーストラリアGPが3月25日(土)、アルバート・パーク・サーキット(1周/5.303km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間12時)から行われたフリー走行3回目でフェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップに立った。
●【P3結果】F1オーストラリアGPフリー走行3回目、タイム差、周回数
■好調ぶりを示したフェラーリ
このセッションでは、フェラーリ勢が積極的に最も軟らかいウルトラソフトタイヤでの走行に臨み、序盤はベッテルとライコネンが1-2体制を築く。
セッション後半にウルトラソフトに交換して予選シミュレーションに入ったメルセデスAMG勢だが、バルテリ・ボッタスはベッテルのタイムに届かず2番手にとどまる。さらに、ルイス・ハミルトンも何かミスがあったかタイムが伸びず3番手となってしまう。
■終盤にストロールのクラッシュで赤旗に
セッションの残り時間が10分ほどとなったころから最後の予選シミュレーションを開始するために各ドライバーがウルトラソフトに交換してコースへと向かう。
ところが、このタイミングでウィリアムズのルーキードライバーであるランス・ストロールがクラッシュし、コース上にクルマをとめてしまい、セッションが赤旗中断となってしまう。
運悪くマクラーレン・ホンダ勢もこの影響を受け、ウルトラソフトタイヤでの予選シミュレーションができないまま、フェルナンド・アロンソが14番手、ストフェル・バンドーンが15番手でこのセッションを終えることになってしまった。このため、マクラーレン・ホンダはほぼぶっつけ本番の状態で予選に向かわざるを得ない状況となっている。
■このあと予断を許さない予選へ
フリー走行3回目のトップ10ドライバーは以下の通り。
トップはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、2番手バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)、3番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、4番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、5番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、6番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、7番手ロマン・グロージャン(ハース)、8番手カルロス・サインツ(トロロッソ)、9番手ダニール・クビアト(トロロッソ)、10番手ケビン・マグヌッセン(ハース)
レッドブルのマックス・フェルスタッペンを含む多くのドライバーたちが赤旗中断によって予選シミュレーションができずに終わっているため、実際にどういう順位となるかを予想するのが非常に難しい状況のもとで今年最初の予選セッションを迎えることになる。
F1オーストラリアGP予選は、このあと日本時間15時から始まる。
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